【記者手帳】イランでも韓流ブーム 韓流 【テヘラン=パク・スンヒョク国際部記者】 「朱蒙(チュモン)! コリア!」 26日夜、イランの首都テヘランにある繁華街ペルドシ広場。40度を超える日中を避け、涼しくなる夕方から夜にかけて買い物に出てきたテヘラン市民は、記者に近付き「朱蒙!」と大声を上げた。 2006年に始まった韓流ドラマブームのおかげで、韓国はイランで最も有名な国になった。イランの人々は韓国人男性を見ると「朱蒙」、韓国人女性を見ると「ソソノ」「ヤングム(チャングム)」と呼び掛け、親指を立てた。俳優の名前も次々と覚え、一部の熱狂的なファンからは「ソン・イルグク知ってる?」と聞かれることもある。街中で声を掛けられ、一緒に写真を撮ろうと求められるため、記者は通りを歩きにくいと感じるほどだ。 来年の韓国・イラン国交正常化50周年を前に訪れたイランでは、韓流ブームがイラン人の生活の一部として定