フルボイス化によって増す『魔法使いの夜』の臨場感 ――移植版『魔法使いの夜』がついに発売を迎えます。現在の感想をお聞かせください。 こやま正直、本作は移植なので、僕らは最前線に立って制作にあたっていたわけではないんです。実際は移植作業を担当しているスタッフを横目で見ながら、たまに上がってくる相談などに受け答えをしていただけで、ある意味気楽な立場ではありました。僕は原画担当なので、10年前の絵を突き付けられるのは少々しんどい部分もあったりしたんですけど(笑)。でもこうして再度お披露目できる機会をいただけてうれしい限りです。 奈須PC版の発売に合わせて公開したインタビューでは当時、「たぶん10年後も色あせないというか、ちょっと10年早すぎた」と言いましたが、本当に10年経っても色あせていなくて......。もう一度正しく『魔法使いの夜』をプロデュースできるということがうれしいです。10年前は声
2012年にTYPE-MOONが開発、発売したノベルゲーム『魔法使いの夜』。「ビジュアルノベルの到達点」とも呼ばれる本作が発売されてから、すでに10年が経とうとしている。 過去には短編小説『2015年の時計塔』という関連作の発表があったものの、そこから大きな展開はなかった。しかしフルHD画質を備えたフルボイスのPS4版とNintendo Switch版の発売が決定し、さらには劇場アニメ化と、ここにきてようやく久方ぶりに新展開を迎えようとしている。 まず最初に明らかになったのはアニメ化だ。劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』三部作などを手掛けたアニメ制作スタジオufotableが手掛けることが判明しており、劇場用アニメーションとして公開予定となっている。 そしてもうひとつはPC向けに発売していた本作がPS4、Nintendo Switchという家庭用ゲーム
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TYPE-MOONの原点を辿る「魔法使いの夜」インタビュー。奈須きのこ&こやまひろかず&つくりものじ氏の3名に聞く,ノベルゲームの未来と可能性 ライター:坂上秋成 1234→ 2012年4月12日,自社ブランド新作としては8年ぶりとなるTYPE-MOONのノベルゲーム「魔法使いの夜」が発売された。本作は奈須きのこ氏による未発表小説をノベルゲームとして再構成したもので,「月姫」「空の境界」「Fate/stay night」といったTYPE-MOONワールドの原点となる作品である。 本作の舞台となるのは1980年代後半の日本。バブル景気を迎え発展していく町の中で,坂の上に住む二人の魔女――蒼崎青子と久遠寺有珠は,山奥からやってきた少年,静希草十郎と出会う。価値観も生きる世界も,すべてが異なる三人。本来交わることがないはずの彼らは,とある事件をきっかけに久遠寺邸で共同生活を始めることになり,物語
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