2009年に登場したAutodeskの「SketchBook Mobile」アプリケーションは最初の2カ月で100万件以上のダウンロードを記録し、同社を全く新しいビジネスに向かわせることになった。 それを考えると、指を使ってさまざまなスケッチを描くことが可能なこのアプリケーションのことを最高経営責任者(CEO)のCarl Bass氏が提供開始の1週間前まで知らなかったというのは驚きだ。 SketchBook担当のプロジェクトマネージャーであるChristopher Cheung氏は、「われわれが社内で注目されていなかったのは間違いない。SketchBook Mobileは小規模で、孤立したプロジェクトだった」と述べた。 SketchBookの成功は、部分的にAutodeskの経営陣の極端に不干渉主義的なアプローチから生まれた。このことは、アプリケーションの世界への進出を目指すほかの大企業に
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