Windowsをバージョンアップする際、クライアントPCに格納してあるデータも引き継がなければならない。移行するデータの中で、問題になりがちなのがメールのデータだ。メールのデータが数Gバイトに及ぶユーザーがいることも珍しくない。データ量が多いと、移行が事実上不可能になるケースもある。 化学大手の東ソーでは、メールソフトの移行で問題が発生した。XPからWindows 7への移行について、システム部門が検証しているときにこの問題が判明した。同社は、OSの移行に伴って社内標準のメールソフトをOutlook ExpressからWindows Live メールに変えようとした。OSに標準で付属しているソフトがWindows Live メールに変更になったためである。 「どちらもMicrosoft製品なので、移行は簡単だと思っていた」と、東ソー情報システムの滝 計貴氏(システムサービス事業部長)は言う
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