SNSで話題沸騰の怪優は、名古屋演劇界では“別格”の大物大ヒット中のTBSドラマ、日曜劇場『半沢直樹』。第6話(8月23日放映)で注目を集めたのが“土下座で後ずさり”の曾根崎です。大和田(香川照之)、伊佐山(市川猿之助)、黒崎(片岡愛之助)ら並みいるヒール役の向こうを張ったインパクト抜群の演技に、SNSを中心に話題沸騰。「あれは誰!?」「凄い役者だ!」と驚きや賞賛のコメントが飛び交い、初めて見る“怪優”の正体に関心が寄せられました。 その人こそ、名古屋の劇作家兼俳優の佃典彦さん。実は、地元の演劇シーンでは一目も二目も置かれる人物なのです。 「東海地方の演劇界では別格の存在。発言力は絶大です!」 こう評するのは名古屋の演劇ライター、小島祐未子さん。「名古屋、東海地方に拠点を置く演劇人の中で、“演劇界の芥川賞”といわれる岸田國士戯曲賞を獲っているのは北村想さんと佃さんだけ。それだけでも別格です