25年前の大ヒット作、「愛していると言ってくれ」が5月31日(日)から4週にわたり関東地区で再放送中(日曜午後2時〜)である。女優を目指す水野紘子(常盤貴子)と聴覚障害をもつ画家・榊晃次(豊川悦司)の声でコミュニケーションできない純愛は回を増すごとに視聴者を巻き込んで、本放送当時、高視聴率を獲得した。そして2020年の今、25年前の作品にもかかわらず、再放送もSNSを中心に大きな盛り上がりを見せている。ドラマをプロデュースした貴島誠一郎は90年代、“冬彦さんブーム”(あやしいマザコンキャラが佐野史郎の怪演もあいまって話題に)も生んだヒットメーカー。貴島は自身の作品をヒットさせていくだけでなく、のちに「逃げるは恥だが役に立つ」(以下「逃げ恥」)の演出家・土井裕泰や日曜劇場「半沢直樹」の演出家・福澤克雄、「SPEC」シリーズのプロデューサー植田博樹を育てた。「SPEC」も6月11日から深夜に再