ドジッ子が食パンくわえて「ちこくちこく〜!」で、男の子とドシン。ド定番のようですが、探すと意外にないもので。 「ドジでマヌケな主人公の女の子が、食パンくわえて、『ちこく、ちこく〜!』と言いながら走り、角で転校生と衝突! 怒鳴られて『なに、アイツ!? イヤな感じ〜』などと言いながら、後には恋に落ちる」……。 これは、少女マンガの典型的な出会いのシーンとして、パロディなどでもよく用いられるパターンだ。 かつて、相原コージ・竹熊健太郎の『サルでも描けるまんが教室』の「ウケる少女まんがの描き方」でも、ウケる少女マンガの出だしとして、このパターンが研究されていたりもしたが、実は、実際に「あのマンガもそうだな」という具体的な作品を知らなかったりする。 はたして本当に「『ちこくちこく〜』の食パン女」は少女マンガに存在するのだろうか。 疑問に思い、マンガ喫茶に行き、「なかよし」「リボン」「ちゃお」「マーガ