トップニュース“日本がポツダム宣言を受諾しなかった場合”の恐ろしい未来を描く! 女子高生が企てた壮大なテロ計画とは? 『屋上のテロリスト』(知念実希人/光文社) 世界を変えるためには、犠牲はつきものなのだろうか。1人の犠牲も出さずに世界を変えることはできないのか。テロやクーデターのニュースを見聞きするたびに、他に手段はなかったのかと胸を痛めつつも、どこか他人事になってしまうのは、自分が平和な国で平和ボケを起こしているせいかもしれない。しかし、平和は目には見えにくいが、確かに存在している。もし、現代日本が“平和の国”でなかったとしたら…?1945年にポツダム宣言を受諾しなかったとしたら、現代の日本はどうなっていたのだろうか。 知念実希人氏の最新作『屋上のテロリスト』(光文社)は、日本中が女子高生の壮大なテロ計画に飲み込まれていく衝撃の傑作サスペンス。知念氏といえば、『仮面病棟』「天久鷹央の推