1997年の長野新幹線開業当時から20年間運行してきた北陸新幹線(長野経由)のE2系車両が3月31日で引退することが15日、分かった。白と青のツートンカラーに鮮やかな赤のラインが印象的で、近年まで長野―東京間を走る新幹線「あさま」の象徴だった。2015年12月から定期運行は座席数の多いE7系、W7系に替わり、多客期の臨時列車などとして運行していた。 E2系の内装は「人にやさしい空間」がコンセプトで、当時は珍しかった間接照明や、スキーなどを置けるスペース、分別ごみ箱などを採用。高崎―軽井沢間の急勾配に対応するため300キロワットの高出力モーターを搭載し、最高速度は260キロ。8両編成で定員は630人。 E2系の写真撮影のために長野駅(長野市)を訪れた市内の40代男性は、「長野新幹線といえばE2系だった。車両の入れ替わりは仕方ないが、寂しい気持ちが強い」と話し、シャッターを押していた。
![新幹線「あさま」E2系が来月引退へ | 信濃毎日新聞[信毎web]](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6f0aa50c5401f3580a25ed8dbf26948abd2f76f3/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.shinmai.co.jp%2Fimages%2Flogo_ogp.jpg)