神戸製鋼所は9日、これまでよりも重さが最大で半分になる超軽量の自動車用部材を開発したことを明らかにした。強度を保ちながら高張力鋼板(ハイテン)とアルミ板材を溶接接合する独自技術で実現した。自動車の軽量化は燃費の改善に加え、二酸化炭素(CO2)排出量の削減に大きな効果がある。特に自動車メーカー各社が相次いで投入している電気自動車(EV)は強度を確保した上で、軽くなればなるほど、1回の充電で走行できる距離が伸びる。超軽量部材への期待は大きく、早期の商用化を目指す。 新部材は高強度で軽量なハイテンとアルミを継ぎ合わせたタイプと重ね合わせたタイプの2種類あり、グループ内の神戸総合技術研究所(神戸市)が開発した。アルミは重さが鉄の鋼材の3分の1と軽く、新開発した部材はアルミを使用した分だけ鋼材の使用量が減り軽量化できる。アルミの使用量は、強度を確保するため、自動車のどの部分に部材を使うかで変わる
JR東日本が来月投入する成田エクスプレス新型車両=8日午前、東海道本線大船駅 2010年春の成田空港発着枠拡大を控え、鉄道など各社が空港へのアクセス機能を強化している。JR東日本が来月、18年ぶりに成田エクスプレスの新型車両を投入するほか、京成電鉄も来年度中に20年ぶりに新型スカイライナーを導入し、所要時間の大幅短縮を図る。また、森ビルは今月、東京都心と空港をヘリコプターで30分で結ぶサービスを始める。スピードや快適性を武器に、成田空港へのアクセス競争が激化しそうだ。 「新型車両は京成に対抗して導入を決めた。快適性、利便性で勝負したい」。新型車両「E259系」の試乗会が行われた8日、JR東の原口宰・取締役鉄道事業本部営業部長はこう胸を張った。 新型車両は車内での利便性向上にこだわっている。 290座席すべてに電源を設け、高速無線通信「ワイマックス」を導入して車内のどの場所でもイ
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