この話題を、あえて「森林資源」に分類したのは、まさにバイオマスを資源にする技術だから。 長崎総合科学大学の視察は、前田武志参議院議員に誘われたから。そのほか多士済々。なかなか面白いメンバーが揃っていたのだが、坂井教授の研究はさらに面白かった。 「農林バイオマス3号」と名付けられたプラントは、木片から草木までなんでも、あっと言う間にガス化して、それを液体メタノールにするプラントなのである。なんと投入したバイオマスの持つ炭素量より多くのガスとメタノールが生成されるというから驚き(水蒸気を添加するため)。 ガスは一酸化炭素と水素だから発電や熱供給にも使えるし、メタノールにすればガソリン代わりにもなる。燃料電池もできる、という優れもの。 実は私は、あまりバイオマスエネルギーを信用していない。日本では素材の収集や燃料化の過程でエネルギーをかなり食うからだ。木質ペレットも、その輸送と製造にペレット自体
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