東日本大震災の被害の状況を後世に伝えていこうと、総務省は、さまざまな団体が保存している被災地の写真など、いわゆる「震災アーカイブ」の内容について、一元的に検索できるサイトを来年の春にも設けることになりました。 震災に関する写真や動画、証言記録などをデジタル化して保存する「震災アーカイブ」と呼ばれる取り組みは、研究機関や企業などさまざまな団体が進めていますが、ばらばらで防災教育や研究に活用しにくいという指摘が出ていました。 このため総務省は、国会図書館と連携して、震災に関する資料を一元的に検索できるサイトを来年3月にも開設することになりました。 具体的には、各地の研究機関や自治体、それに民間企業や報道機関が設けた「震災アーカイブ」の内容を、地域や日付、テーマなどを基に検索し、閲覧できるようにします。 一方、これと平行して、福島、宮城、岩手、青森の4つの県では、「震災アーカイブ」作りのモデル事