大阪市が42年もの歳月を費やしてきた阿倍野再開発事業。来年ようやく事業が終わることになったのですが、最終的に2000億円もの巨額赤字となることがわかりました。大通りに面したあべのキューズモールは賑わっていますが、街の一部はすでにシャッター通りとなっています。行政による大規模再開発に無理はなかったんでしょうか? 大阪市阿倍野区。あべのハルカスの西側に阿倍野再開発地区があります。大阪市が42年もの時間をかけて再開発してきましたが、最終的に約2000億円もの赤字になることがわかりました。 1987年に撮影された映像をみると、再開発地区には古い長屋や個人商店がひしめき合っていましたが、大阪市は区画整理を進めマンションや商業施設を建設していきました。今、街はどうなっているのか。 6年前、再開発地区にオープンしたあべのキューズモールは連日、買い物客で賑わっています。しかし、大通りを外れ地区の西側