時代劇のテーマパーク「東映太秦(うずまさ)映画村」(京都市右京区)が、不況や東日本大震災の影響などで振るわない全国のテーマパークを尻目に入場客数を順調に伸ばしている。昨年9月、テーマを一新し、14年ぶりに施設の大幅改装に着手。ゲームやアニメで人気の戦国武将や忍者のキャラクターに扮したコスプレファンらが急増している。今春、改装第2弾を実施予定で、映画村では「勢いに弾みをつけ、さらに入場者増をはかりたい」と意気込む。(岡田敏一) 映画村は昭和50年にオープン。バブル時代の1980年代には年約260万人の入場者数を記録したが、時代劇の衰退や不況の影響などでここ数年は年70万人前後に落ち込んでいた。 そこで映画村を運営する東映は、開設35周年を迎えた平成22年、約30億円を投じ、大幅改装を計画。23年9月、第1弾として敷地面積を3万6千平方メートルから4万6千平方メートルに拡張。「どんでん返し」や