アメリカでは、南部を中心に「西ナイルウイルス」の感染が広がっており、これまでに26人が脳炎などを引き起こして死亡していることから、保健当局で警戒を呼びかけています。 西ナイルウイルスは、1937年にアフリカのウガンダで発見されたウイルスで、蚊を通じてヒトに感染し、発熱や頭痛などの症状が出ることがあるほか、重症になると死亡するケースもあります。 アメリカのCDC=疾病対策センターが今月15日までにまとめたところによりますと、西ナイルウイルスは南部を中心に広がっていて、これまでに43の州の合わせて693人が感染し、このうち26人が脳炎や髄膜炎を引き起こして死亡しました。 特にテキサス州では、全体のおよそ半数に当たる336人が感染し14人が死亡しており、このうちダラスでは非常事態宣言を出して警戒を呼びかけています。 ダラスのローリングス市長は16日、「直ちに対応しなければならない」として、航空機