NTTドコモは6月14日、6月6日に関東甲信越地域で発生した大規模ネットワーク障害について、発生の原因や経緯、対策を公表した。 このネットワーク障害の直接の原因は、ソフトウェアアップグレード中であったサービス制御装置(「0系」と呼ばれる)が通勤時間帯に故障したこと。その後、通常は故障部分だけがバックアップ系の装置(「1系」と呼ばれる)に切り替わることになっているのだが、今回はシステム全体が切り替わってしまった。 障害の原因となったサービス制御装置の概要 これによりユーザーの端末の位置登録信号が急増して高負荷状態となり、処理能力が低下。ふくそう(いわゆる「回線がパンクする」)状態に陥ったとされる。 同社は障害発生後の同日9時26分ごろから通信規制を実施。午後0時46分には故障は修復され、元のシステム(「0系」)への切り替えを行ったものの依然高負荷状態が続いたため、通信規制をさらに強めた上で徐