カリフォルニア州マウンテンビュー発--米国時間10月19日のパネルディスカッションで、かつては政府の規制が暗号技術発展の障害だったが、現在はユーザビリティの不足が普及を妨げているという意見が、識者から寄せられた。 当地で開催された公開鍵暗号誕生30周年を祝うイベントに、暗号技術の第一人者が集まり昔話を語った。公開鍵暗号はWhitfield Diffie氏とMartin Hellman氏が論文で発表したアイデアから始まり、長い年月をかけてウェブ取引に広く利用される技術へと発展してきた。両氏は今回のイベントにも参加している。 識者によると、アメリカ合衆国政府が1996年に輸出規制が緩和されるまでは、同国政府が暗号技術の発展にとって大きな障害だったという。10月19日夕方に行われたディスカッションでも、政府の輸出規制に触れたものが多く、出席した米国家安全保障局(NSA)の元テクニカルディレクター
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