「物体に力が加わると、物体は同じ大きさの力で押し返す」 ―という17世紀後半にニュートンが提唱した運動三法則の三番目「作用・反作用の法則」を破るかのように、正負ふたつの波束が同じ方向に加速する現象を生むトリックがドイツで見つかり、電子の高速化に繋がるんじゃ…と期待が持たれています。 もちろん単純なトリックではありません。光子の質量(光子は質量をもたないとされる)とか負の質量(これも存在しないとされる)なんてものまで駆り出してやっとこ成り立つトリックです。なのであくまでもニュートンの運動第3法則を「破るかのように見える」としか書きようがないんですが、それでも快挙であることは確か。 今回ドイツの科学者たちがやったのは、言うなれば「optical diametric drive(オプティカル・ディアメトリック・ドライブ)」の実現です。 ディアメトリック・ドライブとは、正の質量をもつ物体と負の質量
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