経済産業省は、クレジットカード会社のAPI※連携促進に向けた具体策等を検討する「クレジットカードデータ利用に係るAPI連携に関する検討会」を昨年3月に立ち上げました。また、昨年11月からは、近年の支払い手段の多様化を踏まえて検討対象を拡大し、キャッシュレス推進のための課題と今後の方向性について議論を行い、今般、「キャッシュレス・ビジョン」及び「クレジットカードデータ利用に係るAPIガイドライン」を策定しました。 ※API(Application Programming Interface)とは、プログラムがその機能を他のプログラムから利用できるようにするためのインターフェイスのこと。例えば、カード会社以外の者がカード会社のシステムの機能を利用できるようにするための、システム側の接続口を指す。 1.背景 キャッシュレスの推進は、消費者にとっては多額の現金を持たずに買い物が可能になることや、紛