今年も大学3年生の就職戦線は「超氷河期」だが、そんななかで「悪だくみ」が横行していることが分かった。人気企業の多くが1次試験で実施する就職テストで、「替え玉受験」が行われているというのだ。ネット受験をこれ幸いに、別人に問題を解かせて高得点をゲットしているという。 最近の“就活”はインターネットが不可欠。説明会の日程は会社のウェブサイトで発表され、説明会への参加から面接の申し込み、履歴書の送付まで、すべてネットで行われている。 近年はそれに加え、“入社試験”までウェブサイト上で行う企業が増えている。「言語(語学)」「計数」「性格」「意欲」といった一般常識と適性の試験に選択式で回答するもので、多数の応募者が殺到する人気企業や地方の応募者が多い企業で導入が進んでいる。志望者は企業が定めた期間内にネット経由でエントリーし、制限時間内に回答する。企業側は“性善説”にもとづいて実施しているが、監視