台風10号の影響で、鹿児島県屋久島にある樹齢3000年とされる「弥生杉」が根元近くから折れたことが分かりました。 屋久島にある人気の観光地、白谷雲水峡の弥生杉は、樹齢3000年とされ、高さおよそ26メートル、幹周りがおよそ8メートルあり、縄文杉などとともに、巨木として知られています。 地元でガイドを行う男性らが台風10号による被害を調べたところ、弥生杉が根元近くから折れ、周辺の多くの木が倒れているのが見つかりました。 林野庁屋久島森林管理署によりますと、縄文杉などほかの巨木の被害はこれまでのところ確認されていないということです。 鹿児島地方気象台によりますと、屋久島は8月28日から台風10号の暴風域に入り、午後8時すぎには屋久島町小瀬田で46.8メートルの最大瞬間風速が観測されていました。 調査を行ったガイドの渡邊太郎さんは、「弥生杉は白谷雲水峡を訪れる人にとって比較的手軽に見ることができ