1月20日、科学者チームは約1万年前に起きた最古の「戦争」の証拠を見つけたと発表。武器を携えた一群の攻撃を受け、集団虐殺された人々の化石だという。写真は発見された人骨、マルタ・ミラソン・ラー氏提供(2016年 ロイター) [ワシントン 20日 ロイター] - 科学者チームは20日、約1万年前に起きた最古の「戦争」の証拠を見つけたと発表した。矢やこん棒、石製の剣などの武器を携えた一群の攻撃を受け、集団虐殺された人々の化石だという。 ケニア北部の沼のほとりで、石器時代の狩猟採集生活を営んだとみられる27体の人骨が発掘された。21体は成人、6体は子どもで大半が6歳以下だった。ある男性の骨の化石は、黒曜石でできた鋭い刃物が頭蓋骨に突き刺さっており、別の男性にはこん棒で頭を2回殴られたような傷があり、頭蓋骨が陥没していた。ある妊娠後期の女性は手足を縛られたようだった。