ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (132)

  • フェイスブックで逮捕された無神論者

    インドネシアで「無神論者」であることを公言するのは自殺行為らしい。ある男性がSNSのフェイスブックに「神は存在しない」と書き込んだところ、怒った人々に襲撃されたばかりか、警察に逮捕された。 インドネシアでは、イスラム教、プロテスタント、カトリック、ヒンドゥー教、仏教、儒教の6つの教えが公認されているが、無神論は違法。人口2億4000万人のうち、圧倒的多数を占めるのがイスラム教徒だ。 男性は31歳のアレクサンデル・アアンで、スマトラ島西部にあるダルマスラヤ県の開発計画局に勤務。アアンはフェースブックに「ミナンの無神論者」という「ファンページ」を開設し、1700人以上から「いいね!」という評価を受けていた。 1月中旬、アアンの書き込みを見て怒った群衆が彼の勤務先を襲撃。警察は、宗教を冒とくした容疑でアアンを逮捕した。「(アアンは)書き込みは自身の信念に基づいたもので、職を失う覚悟でやったと言っ

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    toaruR 2012/03/14
    とりあえず、いいね!押してきた
  • アメリカで「病児保育」が社会問題にならない理由とは?

    まず、現在の日社会では病児保育の問題は非常に深刻であり、この問題を解消するために病児保育を引き受けるNGO団体が活動を始めています。その多くは私の知る限り良心的なものが多いようで、例えば病児保育を担う一方で働き方の改善を提言したりする団体の努力などには注目をすべきだと思います。 それ以前の問題として、日の現状において病児保育の問題、つまり「休めない、早く帰れない時に子供が熱を出したら大変」という問題を抱えている家族を批判はできません。社会的な条件、生き方の前提が異なる「専業主婦カルチャー」を前提にして「子供が病気なのに人に預けるのはかわいそう」という非難をすることは間違っていると思います。 ちなみに、アメリカにも「病児保育問題」が全くないわけではありません。特にシングルペアレントの場合、子供が突発的に熱を出して学校の保健室に引き取りに行かねばならないケースなどでは、実際に困っている人が

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    toaruR 2012/03/07
    有事の自衛隊ならいざしらず、普段くらいはそうあって欲しい
  • 寛容の国オランダもブルカ禁止へ王手

    包囲網 ブルカ禁止の動きはヨーロッパ全体に広がり、既にフランスやベルギーでは禁止法が施行されている Jean-Paul Pelissier-Reuters オランダの連立政権は先週、イスラム教徒の女性が顔や全身を覆う「ブルカ」や「ニカブ」の着用を禁止する法案を来年までに可決すると宣言した。今週にもブルカ禁止法案が議会に提出され、その後は上下院で審議される予定だ。 連立政権に参加する中道右派のキリスト教民主勢力(CDA)いわく、宗教的な理由でブルカの着用を禁じようとしているわけではないという。法案が適応される対象にはブルカやニカブだけでなく、バラクラバ帽(防寒用の目出し帽)やスキー用のマスク、ヘルメットなど不必要に顔を覆い隠すものも含まれる。 着用禁止の理由として、内務省は「誰かに会った際に互いの顔を確認できないと困るから」と説明している。 しかし、それだけが理由なのか。連立政権には、反イス

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    toaruR 2012/01/31
    一方日本はブル……
  • 反移民ムードのスイスで右派が敗北

    スイスの反移民ムードの風向きが変わったようだ。先週の総選挙で、国民は反移民政策を掲げる右派の与党国民党を拒絶し、中道政党に投票した。 寛大な移民政策が犯罪増加の原因だと訴えて躍進してきた国民党は、前回07年の選挙で得票率28.9%を獲得し、今回は30%に達すると予想されていた。だがふたを開けてみれば、国民党は25.9%と伸び悩み、7議席減。一方、再生可能エネルギーと経済再建を打ち出した穏健派の自由緑の党が9議席増やして12議席を獲得した。 スイスは人口の22%以上が外国人で、一部には50%以上の町もある。多様な民族が平和に暮らす国だったスイスを移民問題の地雷原に変えたのは国民党だと専門家は指摘する。 「攻撃的な感情が生まれているのは国民党の責任だ」と、ジュネーブ大学のサンドロ・カタチン教授は言う。「移民の話題は慎重に言葉を選ばないと、スイス人は(この問題に関しては)すぐに頭に血が上る」 選

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    toaruR 2011/12/06
  • 現代社会では直接民主制は機能しないという3つの理由とは?

    それにしても、ギリシャのパパンドレウ首相の声明には驚きました。一旦合意したはずの国家債務処理スキームに関して改めて国民投票にかけるというのです。欧米の株価はこれを受けて急落しました。「国民投票で救済パッケージが否決される可能性」「ギリシャ国債の更なる暴落」「ギリシャはユーロからの追放」「ユーロ圏維持の救済スキーム破綻は、イタリアやスペインへも波及」というように、恐怖の心理が一気に広がったのです。 折角ソフトランディングへ向けて欧州首脳が頑張ったのに、スロバキアなどの渋る参加国も何とか説得したのに、ということですが、一方で1日(火)の米国東部時間午後にはギリシャの野党筋から「所詮はパパンドレウの延命策、国民投票など不可能」というコメントが出ると、少し市場には安堵の色が出たりしています。いずれにしてもギリシャに振り回された一日となりました。 では、どうして欧米市場は「レファレンダム(国民投票)

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    toaruR 2011/11/02
    論理的に矛盾のない政策セットを選択する方法でなら、2,3度転べば学べると思うのだけれどなぁ。かつては技術的に不可能だっただけで。
  • グローバリズムは日本の若者の敵なのか

    格差反対などのスローガンを抱えたデモが先進各国に拡大しています。その多くが、グローバリズムへの反対を口にしており、例えば日では現在大きなヤマ場を迎えているTPPへの反対論などが入っているようです。 そもそも、今回の一連のデモ自体が純粋にアメリカの若者による着想とは言えず、カナダ経由でヨーロッパ発の「オルタ・グローバリズム」が入ってきたものとも言えるわけで、まあ、カルチャー的にはそういう「ノリ」になるのでしょう。 ただ、日の場合はどうなのでしょう? 例えば若者の格差問題を解決する際の「敵」というのは、現時点では、グローバリズムなのでしょうか? 私はどうも違うように思うのです。世界各国と比較すれば、まだまだ優秀な人材、つまり分厚い知的労働層を抱えていながら、国際競争力を守れないのは、日の場合は、国内志向の強い老人支配に責任があるのではないかと思うのです。 例えば、エレクトロニクス産業がい

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    toaruR 2011/10/17
    競争は合理化の最たる方法だけれど、合理化した結果我々は死ぬ事になりました!では元も子もない訳で、合理化自体のバランスをメタに取るためには、よりメタな原理も必要なんだと思うよ。
  • 米上院、対中制裁法案可決の意味

    為替操作? 人為的な人民元安は輸出補助金と同じと米議会は考えている Petar Kujundzic-Reuters 中国当局は為替操作による人民元安で中国の輸出を不当に促進し、アメリカの雇用を脅かしている──そんな不満が募るなか、米上院は今週、中国への「制裁法案」を可決した。中国当局は怒りを爆発させており、米中「貿易戦争」の引き金になりかねない。 この法案は、自国通貨の過小評価を誘導している国に対して、米政府が相殺関税などの手段を使って制裁を課すというもの。最大の貿易相手国である中国に対するアメリカの苛立ちが反映されている。 中国政府は直ちに反対を表明し、両国間の「貿易戦争」を引き起こしかねないと警告した。中国政府外交部の劉為民(リウ・ウェイミン)報道官は「法案は世界貿易機関(WTO)のルールに著しく違反している。中米両国の経済、貿易関係を阻害するうえ、アメリカの経済、雇用問題の解決にもつ

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    toaruR 2011/10/14
    下院はガス抜きだけど、上院はちょっと重いな
  • 嵐がニャーと鳴く国に外国人は来たがらない

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔8月24日号掲載〕 日がここまで世界の笑いものになる例がほかにあるだろうか──人気グループ「嵐」が日観光を呼び掛ける観光庁のキャンペーンだ。観光庁は日を、歴史的な遺産も自然もなく、若者が君臨する国として世界に宣伝したいようだ。 豊かな文化がある日で、なぜ外国人観光客が少ないのか。以前から不思議だったが、なるほど観光庁のせいだったのだ。今回のキャンペーンは日のイメージをおとしめるために北朝鮮のスパイがたくらんだのかと思うほど。だが日を笑いものにしているのは日人自身だ。 知的な読者を前に非常に心苦しいが、観光庁が制作したPR映像を見ていない人のために内容を説明しなければならない。これを読んで、見たくないと思ってもらえれば望だ。 嵐のメンバーがそれぞれ日の観光地を訪れ、招きのまねをして「ニャー」と鳴く。それだけだ。この映像は7月から世界

    嵐がニャーと鳴く国に外国人は来たがらない
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    toaruR 2011/08/29
    133カ国全部同じなの!?(・ω・)
  • ツイッターで株価を予測するヘッジファンド

    ツイッターの活用法も、ついにここまできた。先ごろ、資産運用の戦略決定にツイッターを利用するヘッジファンドが登場したのだ。運用開始から1カ月とはいえ、スタンダード&プアーズ(S&P)500社株価指数や平均的なヘッジファンドを上回る実績を挙げている。 金融ニュースサイトのファイナンシャル・ニュースいわく、「電子商取引の精度を高めるためにソーシャルメディアをうまく活用した初の成功例」だ。 この注目のヘッジファンドは、ロンドンを拠点とするダーウェント・キャピタル。「ソーシャルメディアを基にしたヨーロッパ初のヘッジファンド」を自称し、7月には1.85%の運用成績をあげた。この時期、S&P500社株価指数は2.2%下落し、平均的なヘッジファンドの運用益は0.76%だった。 ファイナンシャル・ニュースは、同ファンドのツイッター活用術について次のように書いている。 同社はツイッターにあふれる数百万もの「つ

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    toaruR 2011/08/17
    日本語だとプラスマイナスの判定が難しそうじゃないじゃないじゃない
  • アメリカの無人機殺人を告訴する!

    米軍の無人攻撃機の犠牲になったパキスタン人の遺族たちが、攻撃中止を求めてアメリカ相手に訴訟を起こし始めた 彼らには、他の選択肢はほとんどなかった。パキスタンの北ワジリスタンおよび南ワジリスタン地域で米軍が展開する無人機攻撃の犠牲になった人々の遺族が、アメリカ政府を相手取って法廷で戦おうと立ち上がり始めた。 遺族らはこれまで大規模な抗議デモを行ってきたが、効果はなかった。パキスタン政府は同盟国であるアメリカに無人機攻撃の中止を求めることもできるが、遺族たちの働きかけも空しく何の進展も見られない。それもそのはず、パキスタン政府は表向きは無人機攻撃を繰り返し非難しているが、裏では青信号を出し続けている。 もううんざりだ、と投げやりになった遺族は、過激派勢力に加わることすら考えるようになる。もちろん、それで何かが変わるわけではない。 そんな行き詰った状況の中、遺族の一部は法廷という場に目を向け始め

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    toaruR 2011/07/20
    人命アビトラージ。個人的には肯定
  • 震災取材はどうあるべきか

    大災害の悲劇の記憶と、学んだ知恵を後世に伝える上でマスメディアによる報道は極めて重要なはずだ。しかし災害報道、特に発生直後の被災者報道に対する目は年々厳しくなっている。 「取材なんかしとる場合か!」。16年前の阪神淡路大震災当日、ようやく瓦礫の中から抜け出し呆然としている被災者に声を掛けようとして、筆者は怒声を浴びせられた。95年当時、取材の現場では「写真を撮っている暇があったら下敷きになった人を助けるべきではないか」という議論が記者やカメラマンの間で交わされた。しかし、結論はおおむね「取材に専念」だった。被害の現状を伝えることが、結局は被災者のためになる、という判断だ。 その後、被災者取材に対する「制約」は強まるばかりだ。先月、ニュージーランドで発生した大地震で被災し、足を切断して生還した青年へのフジテレビのインタビューが「ぶしつけだ」と大きな批判を浴びた。「プロのジャーナリストとして話

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    toaruR 2011/06/09
    現場で聞けば半分は解決する様な
  • そのとき、記者は......逃げた<全文>

    恐怖の生中継 福島原発の2度目の爆発を知り、「逃げたほうがいいか?」と動揺するCNNのアンカー(仙台) YOUTUBE 大災害は人間の性をあらわにし、その強さを試す。一瞬にして日常が非日常に取って代わられたとき、人はどう振る舞うか。泰然と構えて冷静さを保ち、周囲に気配りを見せられるか──それとも、パニックに陥って取り乱し、自分のことだけを考えるのか。 メディアも同じだ。戦争や災害で、報道機関としての度量が試される。戦場や被災地といった危険が伴う場所で、いかに冷静に行動し、事態をあおらずに現場の生々しい情報を伝え、正確かつ思慮ある報道ができるかが問われる。 これまで、日には外国メディアに対するある種の尊敬の念があった。ジャーナリズムの理想とあがめ、その権威に頼ることさえあった。新聞などが日に関する論評を求める際、今でも頻繁に「米紙ワシントン・ポストによると......」といったくだりが

    そのとき、記者は......逃げた<全文>
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    toaruR 2011/04/05
    記者を責める気にはなれない。そして益々、ロナルド・レーガンの連中には頭が上がらんなぁ。
  • 日本は原発を捨てるべきか

    福島第一原発の事故で、これから日で原発を建設することは絶望的になった。各地で、建設中の原発も工事が止まるなど、見直しが相次いでいる。他方、オバマ米大統領は、原油の輸入量を向こう10年で1/3削減する「エネルギー安全保障政策」を発表した。この中で彼は「公益企業は2035年までに電力の80%を風力、太陽熱、原子力、天然ガスなどのクリーン・エネルギーでまかなうことを義務づける」として原子力をクリーン・エネルギーと位置づけた。 原子力がクリーン・エネルギーだという話には、福島原発の事故を見ている日の国民は抵抗を覚えるだろう。しかし原発は、少なくとも死者数を基準にすると、他の発電所より安全である。IEA(国際エネルギー機関)の統計によれば、発電量1TWh(兆ワット時)あたりの死者は、石炭火力の161人、石油火力の36人に対して原子力は0.04人。そのほとんどはチェルノブイリ原発事故で、西側諸国で

    日本は原発を捨てるべきか
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    toaruR 2011/03/31
    福島の結果を結論とするコンセンサスは強固。取捨を考える段階はもう終わった。議論の余地は精々閉じ方くらいで。唯一、トリウム型の線は有るかもしれないけど、地熱なりへの方向転換は避けられない。
  • 奥田君インタビューはそんなにひどくない

    ニュージーランド地震で足を切断しながら生還した奥田建人君へのフジテレビ「とくダネ!」のインタビューがひどいという批判がツイッターやネットで広がっている。まだ見ていない人は、実際に映像を見て欲しい。 そんなにひどいだろうか? インタビュアーがむりやり言葉を引き出そうとしているわけでもないし、足を切断したという相手の状況にそれなりに配慮した聞き方をしている。プロの記者が奥田君に話を聞いて「足切断」について聞かないことはありえない。 おそらく初出と見られる朝日新聞2月23日付夕刊の五十嵐大介記者の記事も、奥田君が足を切断した事実について触れている。足切断の事実と、「仲間がどんどん下に落ちていった」という表現があってはじめて、今回の地震の被害の大きさと、今後議論になるだろうニュージーランドの建造物の耐震構造問題の深刻さが読者に伝わる。繰り返すが「かわいそうだから聞かない」というのは、職業人としての

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    toaruR 2011/03/01
    youtubeを見る限りでは、本当にシビアなところはしっかり編集してるようにも。
  • 大手書店ボーダーズ破綻で電子化に駆け込む米出版社

    アメリカの書店チェーン大手のボーダーズが破産申請をした2月16日、偶然にも私は電子書籍時代の新しいテクノロジーを話し合うTOC(Tools of Change)という会議に参加していた。 会議に来ていたのは、ニューヨークを中心とした出版関係者と、電子書籍技術を開発するテクノロジー関係者たち。ボーダーズのニュースはことに出版関係者にとっては悲報だったようで、会議中はまるで葬式のような暗いムードが漂っていた。 出版関係者にとって、書店は自分たちが大切に手作りした書籍を読者の前に並べてくれる重要な存在だ。しかもボーダーズは、ミシガン州の大学町の小さな古屋から起こし、長年家族経営でチェーンを広げていったという歴史がある。を大切に思い、愛する人々によって育てられてきた書店なのである。現在は、全米に650以上の店舗を構える大企業になっていたが、それでも出版社にとっては同志のような存在だったのだ。

    大手書店ボーダーズ破綻で電子化に駆け込む米出版社
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    toaruR 2011/02/25
    言われてみれば当然か!? (・ω・) 本屋が減っちゃうんだものねぇ
  • CBS記者レイプ報道の歪んだ真実

    ある女性は一緒に飲みに行った職場の先輩にレイプされ、その後2年間もその男と働くことを強いられた。同僚にレイプされた別の女性は、職場内にある教会の牧師に助けを求めると「レイプされたのは神の思し召しに違いない」と言われたという。 彼女たちが働いていた職場──それは米軍だ。 上で紹介した話は今週、バージニア州の連邦地裁で、ロバート・ゲーツ米国防長官とドナルド・ラムズフェルド前国防長官を相手取って集団訴訟を起こした人々の体験談だ。女性15人と男性2人で構成する原告団は、米軍内でレイプや性的暴行が増加する状況を国防長官が放置してきたと主張している。 昨年3月の報告書によると、09年度に米軍内で起きた性犯罪の件数は前年比11%上昇。しかしこの数字は実際の件数の20%程度に過ぎないだろうと、国防総省は認めている。 軍は特殊な職場環境ではあるが、性犯罪がはびこるのは軍だけではない。ある統計によれば、アメリ

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    toaruR 2011/02/17
    良くある事だから拡大してまでムスリムを責めるなと言ってるのかな?まじでわからん。
  • エジプト:軍とイスラム勢力にまつわる「誤解」

    一週間前、エジプトの反ムバーラク勢力が「怒りの日」に結集したときには、こうも急速に事態が展開するとは予想できなかった。3日ごとに組織される数十万規模のデモ、外出禁止にも従わず終日ムバーラク退陣を叫ぶ若者。米政権も現政権を見限り、30年間のムバーラク大統領の治世は終焉を迎えつつある。 「ムバーラク政権の独裁に反対する民衆に、軍も共感し、反政府勢力のムバーラク下ろしが勢いを増しているが、野党のなかで最も強力なイスラーム主義のムスリム同胞団が新体制下で支配的になり、イランのようになるから危険だ」――。これまでの報道振りをまとめると、こんな感じだろう。だが、このロジックに強い違和感を覚える。 第一は、軍に対する認識である。ムバーラク政権は、52年以来続いてきた紛うことなき軍事政権である。52年の共和制革命を担った主役として、以来軍は支配層の中核にあった。ムバーラク批判が強まるにつれて、軍が真っ先に

    エジプト:軍とイスラム勢力にまつわる「誤解」
  • ジョブズはアップルに戻らない

    真の革命家 ジョブズは自身が語る夢を次々に現実にしてきた(2010年7月16日) Kimberly White-Reuters スティーブ・ジョブズが病気療養に専念するために休職する──。1月17日の朝、この発表を聞いて、私はジョブズがアップルに復帰することはないだろうと感じている。といっても、彼の健康状態について内部情報を入手したわけではない。長年アップルを観察してきた経験に基づく推測だ。 1996年にアップルに舞い戻って以来、ジョブズは「コンピュータをテレビやトースターと同じくらい使いやすく、どこにでもある道具にする」という長年の夢を叶えるために会社を引っ張ってきた。彼は見事なまでに成功を積み重ねてきた。そしておそらく、すでに目標を達成してしまった。 テクノロジーの世界はジョブズが語ってきた理想にかなり近づいており、アップルは世界有数のトップ企業に成長した。ジョブズにはもう、やり残した

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    toaruR 2011/01/18
    『やり残した仕事などないのではないか』……そうは思えないなぁ。もっとああしたかったのに……だけでもたっぷりあるだろうし、時代の限界は日々広がっていく訳で……
  • 小国からも領土を分捕る中国の膨張主義

    中央アジアのタジキスタンが隣接する領土の一部を中国に引き渡すことで合意した。ワシントン・ポスト紙は以下のように伝えている。 タジキスタン議会は12日、ほとんど住民が暮らしていないパミール高原の土地約1000平方キロを放棄すると議決した。この土地に何人が暮らしているか、現時点で情報はない。 野党・イスラム復興党のムヒッディーン・カビリ党首は、領土の放棄は違憲でタジキスタン外交的敗北を意味していると非難した。しかしハムラーファン・ザリフィ外相に言わせれば、今回の決定はタジキスタン側の勝利だ。なぜなら中国が当初は2万8000平方キロ以上の領有権を主張していたからだ。 この領土問題は、タジキスタンが帝政ロシアの一部だった19世紀にまでさかのぼる。 広大な国土の中国が、67分の1の大きさのタジキスタンと領土争いをするのは了見が小さいように思えるが、小さな土地でもその意味は大きい。パミール高原はアフガ

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    toaruR 2011/01/13
    これで終わる訳がない
  • いじめの加害者をどう罰するべきか

    セックスしているところをネットで生中継された大学生が投身自殺するなど、アメリカではいじめによる自殺が大きな社会問題になっている。だが過剰な「加害者たたき」は真実を見えなくするだけだ それは高校内の噂話と三角関係、トイレでのガン飛ばしから始まった。やがてある女生徒を「アイルランドの尻軽女」とからかう言葉がソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)のフェースブックに登場。学内に貼られたクラス写真の彼女の顔がいたずら書きされた。 女生徒はカフェテリアで別の女子から、「他人の男に手を出すんじゃねぇ!」と怒鳴られた。その1週間後の帰宅途中、近づいた車から飲料水の缶を投げ付けられ、「売春婦!」という言葉を浴びせ掛けられた。 子供がこんな悪さをしたら、どのような罰を与えるべきだろう。パソコンの使用禁止、放課後の居残り、停学という手もある。 では、禁固10年の刑は? 女生徒は結局、帰宅後に階段で首をつ

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    toaruR 2010/11/16
    予めそれなりの刑罰を法定しておく事自体が、いじめそのものやそれに伴う再帰的社会制裁への対策になると思う。