わたしは今、新人デザイナー2人のメンターを担当している。2人とも実務未経験での入社なので、毎日細かく作業内容や進捗、アウトプットのクオリティ(質)をチェックしている。そんな中、毎日のように2人に対して口酸っぱく言っていることがある。 それは「スピードよりクオリティにこだわろう」というものだ。 クオリティとはたとえば、表現の幅や配色、要素のサイズ感のバランスといったビジュアルはもちろん、要素の端と端がキチンと揃っているか、次の作業者にとって使いやすいデザインデータになっているかなどのことだ。新人こそ、このように一見、些末なことと思えるような部分に目を光らせ、こだわるべきだ。 なぜそう考えるのかといえば、スピードを意識するあまり、雑な仕事のやり方を覚えてしまうと、そこから丁寧な仕事の仕方に戻すのはなかなか難しいからだ。 もちろん仕事には必ず締め切りがある。しかし、だからといって「早くやらなきゃ
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