私が半年以上前にRustを書いていた時, そこはまるで粗野だった. 簡単なチュートリアルがあるのみで, それを読んだらいきなり実践, IRCに張り付き, API docを読むしかないという感じだった. C++を学生時代に少しかじっていたので, 所有権に関する理解はいくぶん楽だったが, coreutilsの簡単なコマンドを作るくらいでも, 苦労したものである. そして嫌になって引退した. その時の引退理由は「言語は良いと思うがあまりに粗野すぎてコスパが悪い. 一旦OCamlに移動する」であった. 私はNimを引退し, 確信を持ってRustに戻ってきたわけだが, その理由は1.0に向けて着地直前であることが大きい. 当時は, 数日すぎればコンパイルが通らないなんてことはザラで, その度にうんざりしたものだ. コンパイルが通らないならば直せばいいじゃないかと思うかも知れないが, 事はそう簡単では