警察庁の露木康浩長官は27日の定例記者会見で、鹿児島県警の一連の不祥事に対する特別監察について「県警への信頼回復のための道筋を一日も早く明らかにすることが重要だ」と述べた。警察庁は県警に監察担当の職員を当面の間、常駐させ、原因究明のほか県警がまとめる再発防止策の策定を支援する。 露木長官は、警察庁が蓄積している不祥事防止対策の知見を基に県警での検証を進めるとしたうえで、「足らざるところを抽出し、対策のバージョンアップを図る」と述べた。 松村祥史・国家公安委員長も、各公安委員の意見を紹介。警察庁長官訓戒となった野川明輝(あきてる)本部長への調査について、「判明した事実をできる限り公表すべきだ」との声や、「組織管理のあり方を含め、原因分析と再発防止の検討をしっかり行うべきだ」との指摘があったという。【山崎征克】
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