経営トップによる女性への不適切な行為が相次いで発覚した石油元売り最大手のENEOSホールディングスは、解任した前の社長に代わって、宮田知秀副社長を「確固たる倫理観を持つ人材だ」として、社長に昇格させる人事を決めました。 発表によりますと、ことし4月1日付けで社長に就任する宮田氏は58歳。 1990年に会社の前身の一つである当時の東燃に入社し、工場長や専務などを歴任したあと、おととし4月からENEOSホールディングスの副社長を務めています。 ENEOSホールディングスでは、おととし8月に当時の杉森務会長が、飲食店で、女性に性的に不適切な行為を行ったとして辞任したほか、再発防止に取り組む考えを示していた当時の齊藤猛社長も、去年12月、懇親会の場で、女性に不適切な行為を行ったとして解任され、同席していたコンプライアンス担当の副社長も辞任しています。 さらに、今月もグループ会社の会長が、懇親の場で