4月8日、午前の株式市場で、武田薬品工業が急落。株価は一時7%下落し、年初来安値を更新した。写真は同社のロゴ。チューリヒ近郊で2012年3月撮影(2014年 ロイター/Arnd Wiegmann) [東京 8日 ロイター] -午前の株式市場で、武田薬品工業<4502.T>が急落。株価は一時7%下落し、年初来安値を更新した。糖尿病治療薬「アクトス」をめぐる訴訟で、米連邦裁判所の陪審が同社に対し、60億ドル(約6170億円)の懲罰的賠償金の支払いを認定したとの報道が嫌気された。 ブルームバーグは7日にも、武田薬品工業が「アクトス」に関連するがんリスクを隠していたとして米国で起こされていた訴訟で、ルイジアナ州の連邦裁判所の陪審が武田に150万ドル(約1億5400万円)の補償的損害賠償の支払い義務があると認定したと報道していた。