8月12日、オーストラリアの銀行大手コモンウェルス銀行(CBA)が発表した通期決算(2019年7月─20年6月)は、新型コロナウイルスの影響に備えた貸倒引当金の計上などが響き、キャッシュ利益が市場予想を下回った。写真はシドニーで2017年8月撮影(2020年 ロイター/Jason Reed) [シドニー 12日 ロイター] - オーストラリアの銀行大手コモンウェルス銀行(CBA)が発表した通期決算(2019年7月─20年6月)は、新型コロナウイルスの影響に備えた貸倒引当金の計上などが響き、キャッシュ利益が市場予想を下回った。ただ、年間配当は規制当局が認めている最大限の額に設定した。 期末配当は1株当たり0.98豪ドル(0.6988米ドル)と、前年(2.31豪ドル)の半分以下に引き下げた。豪規制当局は銀行などに対し、年内に支払う配当は利益の半分未満に抑えるよう求めている。[nL3N2F00U