“人間の知性の代わり”を果たすため、開発が続いている人工知能。プロ囲碁棋士に人工知能「アルファ碁」が圧勝したり、マイクロソフトの人工知能「Tay」が人種差別的な発言を“学習”してしまったり、ここ数か月、人工知能を巡る話題がいろいろ盛り上がっている。 こうした人工知能のパワーを、教育現場でも活かそうという試みがスタートした。クラウド型学習システム「すらら」を開発・運用するすららネットは、慶應義塾大学との共同研究を発表。4月24日より研究を開始する計画だ。 これは、学習システム「すらら」に人工知能(AI)を搭載し、生徒と対話する機能「AIサポーター」を提供するというもの。「AIサポーター」では、生徒の学習データに基づき適切な会話を行うことが可能。キャラクター「ニャンロイド」が先生の代わりに、生徒と対話を行う。これにより、先生や生徒自身ではなかなか気付かない生徒の学習行動を察知し、適切なフィード