GoogleでGMの財務状況を見ることができる。やや古い数値だが、このページによれば 2008年9月の時点で599億ドルの債務超過。日本円だと5兆4000億円くらい。普通に考えて破産状態。 そういう所に150億ドルの救済融資をしたところで...破産状態のまま。 同ページでは債務超過額の推移をざっと見ることができる。 2006年末...56億ドル 2007年末...370億ドル(12ヶ月で314億ドル増加) 2008年9月...599億ドル(9ヶ月で229億ドル増加) 9月時点では月間26億ドルの速さで債務が増えているが、その後一層販売不振に陥っているので「出血」は加速しているはず。150億ドル輸血したところで出血率が改善されない限りは数ヵ月後に再輸血、再々輸血が必要になるのは見えている。 類似品 Obama: HUD pick central part of economic bluepr
ある程度予想はされていたが、救済案は上院で否決。 株式先物はすと〜んと下落。 でもですね〜、これはもしかしたら「良いニュース」かもしれないと思うのですよ。潰れていく会社に追い貸しするほど愚かなことはない。決して回復することはなく、「もっと貸せ」と言ってくるに決まってる。 Chapter 11に追い込めば、クレクレ労組の権利も制限されるし、売れない車を作ることもなくなる。 さらに...米国自動車企業救済ってのは実は保護主義に突っ走る、ということでもあるんだよね。GM/Fordを生き残したら今度は連中の車が売れるように様々な規制を強化するのは見えている。輸入車への関税を増やしたり、海外資本の工場には不利な条件を科したり。 そうなったら...アメリカで買える車は 高くてクソみたいな車と ものすごく高いけど、クソじゃない車 しか選択肢がなくなる。当然、車はますます売れなくなり、さらなる支援策が必要
私のRSSリーダーから日本のブログはすべて削除したが、アメリカのブログは新聞サイトより多くなった。いま登録しているのはGreg Mankiw's Blog Marginal Revolution The Big Picture Freakonomics Blog Becker-Posner Blog Real Time Economics Economist's View Calculated RiskこのCalculated RiskのブロガーだったTantaが死去したニュースが、NYタイムズやワシントンポストなど有力紙に出たのには驚いた。Boston Globeによれば、経済・金融の分野ではこうしたブログの影響力は一般のニュースサイトに比肩するという。特に金融危機に入ってからは、専門知識のない一般紙の記事より、ファイナンスの専門家の書くブログのほうがはるかにおもしろい。ひるがえって日本
以前からカーネギーメロン大学で研究留学されている shima さんの日記 で海外の大学院の様子を楽しく拝見させてもらっているのだが、最近中学時代からの親友 F 原がイリノイ大学にポスドクで行ったので、彼の日記 も毎日更新が楽しみである。 あと代ゼミ世田谷寮の住み込みチューター仲間である id:takeki くんは現在オハイオで経済学の研究中だそうで、こちらの日記もおもしろい。(経済学はけっこう独自のシステムなので、そういうのを読むと哲学とも違うし工学とも違うので、なかなか参考になる) 自分もシドニー大学や Microsoft Research に行っていたときは最初身の回りの細々としたことでよく分からないことがあってそれぞれ不安だったのだが、こういう生活情報や研究の進め方情報が断片的にでも読めるのはいい時代である。 そういえば F 原で思い出したがアメリカの大学院留学に関しては アメリカ大
December 6, 2008 12:01 pm December 6, 2008 12:01 pm Most commentary on the terrible employment report has focused on the establishment numbers, because the number from the household survey that usually makes headlines, the unemployment rate, didn’t rise all that much. But the jobs picture from the establishment survey looks terrible, too; what held the unemployment rate down was a reduction in the
【ワシントン斉藤信宏】米政府と議会民主党は5日、経営危機に陥っている米自動車大手3社(ビッグ3)を救済するため、公的資金による短期融資を実施することで合意した。複数の米メディアが政府・議会関係者の話として伝えた。AP通信は、政府関係者の話として総額150億ドル(約1兆4000億円)の公的支援を実施する方向で調整していると報じた。法案がまとまれば来週にも議会で採決される見通し。 議会内では、同日発表された11月の雇用統計で、就業者数が53万3000人減と約34年ぶりの減少幅を記録、米国経済の先行きに対する危機感が強まっていた。ビッグ3は年内にも経営破綻(はたん)する恐れがあると指摘されていた。 報道によると、同日夜、ペロシ下院議長(民主)とボルテン大統領首席補佐官が電話で協議し、ビッグ3に対し公的資金による短期融資を実施する方向で合意した。政府首脳と民主、共和両党幹部とは週末を返上して救済策
てんこ盛りだ。 FRBがなりふり構わぬ市場救済。77兆円の対策。6000億ドルの住宅ローンなどの買取、2000億ドルの金融機関への注入による、クレジットカードローン、自動車ローンへの資金供給の支援を打ち出した。 一方、住宅価格指数、ケース&シラー指数が大幅下げ。これは予想通り。GDPの速報値を、下方修正。個人消費の落ち込みが激しい。連邦預金保険公社(FDIC)は、問題のある銀行が177行に急増と発表。その他もろものデータが出た。 FRBの話が一番大きいが、もう先がどうなろうかなんだろうがかまわない。とにかく、今日市場が崩壊するのを防ぐことに全力を尽くし、力尽きたらそこまで、という戦略だ。これはこれで仕方ないと思う。このガッツのある姿勢が、短期にはプラスに働くだろう。政権、政策に迷いがない。これは重要だ。 しかし、力尽きることも確実と思われるため、個人的には、危険な政策と思う。経済はあきらめ
米国大統領選挙が今年(2008年)11月4日に行われた。皆さんもご承知のように「チェンジ(変化)」を掲げた民主党のバラク・オバマ上院議員が当選した。記念すべき米国建国史上初の黒人大統領の誕生である。大統領選と同時に行われた連邦議会の上下両院選でもオバマ氏当選の相乗効果で民主党が躍進、上院・下院ともに過半数を大きく上回った。つまりある意味では、共和党政権の継続を図ったジョン・マケイン上院議員は二重に敗北したわけだ。 わたしは以前から、米国の国民性を考えればオバマ氏が大統領になるだろうと予測していた。理由は簡単なことだ。いま米国は停滞ムードである。経済的にはごく低調で、厭戦(えんせん)的な気分になっている。こういう時、米国民は変化を求める。ケネディ元大統領、クリントン元大統領もちょうど同じような局面で選ばれた。オバマ氏も含め、3人とも大統領選以前は有名とは言い難い存在だった。演説一つで民主党
Barack Obama and Hillary Rodham Clinton campaigning in Florida in October. Credit...Damon Winter/The New York Times WASHINGTON — Hillary Rodham Clinton has decided to give up her Senate seat to become secretary of state in the Obama administration, making her the public face to the world for the man who dashed her own hopes for the presidency, confidants of Mrs. Clinton said Friday. The accord bet
18日、米上院の公聴会で証言する米ビッグスリーのトップ。右端がゼネラル・モーターズのワゴナー会長(AP) 【ワシントン=渡辺浩生】経営危機に陥り、公的資金による救済を米議会の公聴会で訴えたビッグスリー(米自動車3大メーカー)のトップ3人が、プライベート・ジェット機で首都ワシントンに乗り付けていたことが19日分かり、議会でやり玉にあがった。 ゼネラル・モーターズ(GM)のワゴナー会長、フォード・モーターのムラーリ最高経営責任者(CEO)、クライスラーのナルデリ会長の3人は18日、会社の自家用ジェット機でワシントン入りし、上院公聴会に出席。 破綻(はたん)は米国経済に「破壊的な影響」を及ぼすとして、250億ドルの緊急融資を求めた。 しかし、翌19日の下院金融サービス委員会の公聴会で、アカマン下院議員(民主)は「タキシード姿の気取った人間が無料食堂に現れるようなもので、少しばかり釈然としない」と
GMによる「自動車産業を救済しないと、アメリカは大変なことになりますよ」というCM。 もはや恫喝の領域。 売れない車しか作らず、福利厚生はじゃぶじゃぶと湯水のように垂れ流し。 救う価値はなし。 GMを陰ながら応援していたが、このビデオで愛想がつきた。
カリフォルニアにはPayday Loanの店があちこちにある。(高級住宅地、一流ビジネス街等は除く)。年利300%とか400%という超高利で小額のお金を貸してくれる、いわゆる「サラ金」屋さんである。以前磯崎さんがこの業態に触れて、世界にはまだこんな高利の貸金業が存在すると、驚きを記事にされていた。どんなにおどろおどろしいものかと思う方もいるだろうが、写真のような「明るい」お店。 州ごとに法律が違い、認可されないところもあるようだが、カリフォルニアは97年に合法になった。 大抵同じ店舗で「check cashing」も提供している。こちらは「給料でもらったチェックを現金化してくれるサービス」。なんでもチェック=小切手で支払うのが普通のアメリカでは、日雇いの現場労働者なんかでも容赦なくチェックで支払れたりする。チェックは、自分の銀行口座に入れることで現金になる。ところが、推定2800万人が銀行
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