アメリカ人の3人に1人以上が、新型コロナウイルスは中国政府が武器としてつくり出したものだと信じている。また別の3人に1人は、アメリカ疾病対策センター(CDC)が、ドナルド・トランプ大統領の力を弱めるために、新型コロナの脅威を誇張していると考えている。この数字は、ペンシルベニア大学のアネンバーグ公共政策センターが9月21日に発表した調査によるものだ。 コロナが収束していっても、それには関係なく、これらの数字は増えるかもしれないし、減るかもしれない。しかし、ここで重要なのは、ある特定の種類の陰謀論が表舞台に表れてきているということだ。それは、「公式発表」は実は大ウソで、強力な影の勢力が裏で操っているというものだ。 陰謀論として極端なものには、人食いと悪魔崇拝の小児性愛者による画策(「Qアノン」と呼ばれるグループで唱えられている説)、トカゲが企業のリーダーや有名人に変装している(宇宙人による誘拐