「IT」の冠をいだく企業や仕事は沢山あります。しかし、その実態を見ると、大きく2つのグループに分けられそうな気がします。それがここにまとめた、Legacy ITとModern ITです。 「善悪」や「優劣」で両者を分けようというのではありません。本来、"legacy"には、「相続された財産、遺産」という意味があり、「価値のあるもの」だけが過去から後世に引き継がれてゆきますから、必ずしも「ダメなもの、価値のないもの」というわけではありません。一方、"modern"とは、「現代的、近代的」と言う意味です。価値が高いとか優れているとかを表す言葉ではありません。「今風である」という意味もあり、時代の変化に即した姿を現す言葉と言えるでしょう。本来は、"modern"の対義語は"classic"となるのでしょうが、先人たちの築かれた遺産への敬意を込めて"legacy"という言葉を使うことにしました。