ウクライナ東部でウクライナ軍と親ロシア派の戦闘が再び激しくなるなか、親ロシア派の後ろ盾となっているロシアのプーチン大統領は、NATO=北大西洋条約機構がウクライナ軍を利用してロシアを抑え込もうとしていると非難しました。 ウクライナ東部では、去年9月の停戦合意にもかかわらず、今月に入ってウクライナ軍と親ロシア派の間で戦闘が再び激しくなっていて、双方に多数の犠牲者が出ています。 こうしたなか、親ロシア派の後ろ盾となっているロシアのプーチン大統領は26日、サンクトペテルブルクで、「ウクライナ軍には民族主義的な義勇兵が大勢参加している。この部隊は事実上、NATOの部隊のようなものだ」と述べ、NATOがウクライナ軍を利用し、ロシアを抑え込もうとしていると非難しました。 さらに、「ウクライナ政府は、軍備強化のために停戦を利用しているだけで平和的な解決を望んでいない」と述べ、ウクライナ政府を批判しました