2019年04月26日15:51 カテゴリ経済 アベノミクスは「ゼロ金利に賭けるギャンブル」 萩生田発言で始まった「消費税の増税延期」の波が収まらないが、財務省は財政制度審議会の資料で反論している。「名目成長率(g)と金利(r)の関係」に3ページも費やしているのは(名指しで批判していないが)サマーズやブランシャールの長期停滞論に対する反論だと思われるが、このデータは弱い。 日本でもG7でもr>gだというデータは1981年からの相関係数だけで、時系列データがない。これは時系列で描くと、長期的にr<gとなる傾向が強まっていることがわかるからだろう。r>gになると、政府債務比率が発散する。「名目成長率が名目金利を上回る状況が持続する保証はない」という財務省のコメントは正しいが、今のところそれが逆転する兆候はない。 安倍首相が増税を2度も延期し、黒田総裁が「量的緩和でインフレ期待を起こす」と公言し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く