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  • 長い江戸時代のおわり : 池田信夫 blog

    2022年08月01日11:27 カテゴリ 長い江戸時代のおわり 與那覇潤さんと対談したが、きょう発売された。私の書いたあとがきを掲載する。 日人は、世界にもまれな「平和を愛する国民」です。それは縄文時代から1万年以上にわたって積み重ねられた伝統であり、長い平和を維持して洗練した文化をつくった歴史を誇ってもいいと思いますが、それは世界史的にも稀有な幸運によるものでした。 島国だったことで大陸から攻撃されず、山の尾根に隔てられて内戦も起こりにくい地理的な条件があり、水田稲作の共同作業で「閉じた社会」が維持されました。その「家」を守る武士は、ユーラシアで戦争の最大の原因となった遊牧民に比べると弱体でしたが、さいわい海で守られ、江戸時代には「家」を守ることで250年も平和を維持しました。幕末は大きな危機でしたが、ヨーロッパの脅威に対して徳川家から薩長に政権交代して乗り切りました。このときも

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    tokyocat 2022/08/01
  • 万物の黎明:人類史を根本からくつがえす : 池田信夫 blog

    2023年10月19日12:50 カテゴリ 万物の黎明:人類史を根からくつがえす 今年のベストワン。というか10年に1度ぐらいの驚くべきである。グレーバーは2020年に死去したので、残念ながらこれが最後の著書になったが、書はヨーロッパ中心の歴史を根からくつがえす新しい人類史の始まりを告げている。 社会をホッブズのように「万人の万人に対する戦い」とみるか、ルソーのように「高貴なる未開人」の堕落とみるかは、人生観の違いだろう。最近は政治史を戦争歴史として描くフクヤマや、文明を暴力からの脱却として描くピンカーのようなホッブズ派(性悪説)が主流である。 彼らの議論の出発点は、石器時代の人類の最大の死因は殺人だったという考古学のデータである。ホモ・サピエンスは20万年前から戦争を繰り返しており、平均15%が殺されたという。文明を築いたのは、王が多くの民衆を支配する国家だった。 書はこの

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    tokyocat 2021/12/05
    ピンカーとは逆の主張とのこと
  • 「ファクターX」は遺伝形質か地域特性か : 池田信夫 blog

    2020年05月20日12:46 カテゴリ科学/文化 「ファクターX」は遺伝形質か地域特性か 山中伸弥氏が「日の感染拡大が欧米に比べて緩やかなのは、絶対に何か理由があるはずだ」という。彼はその理由をファクターXと呼んでいるが、具体的には語っていない。 そのために抗体検査が必要だというが、厚労省や東大の検査結果では0.4~0.6%で、ヨーロッパに比べてもきわめて低い。つまり集団免疫が成り立っていないことは明らかだ。 だとすると日人の死者が少ない原因は、何らかの意味でコロナに対する免疫力をもっているためと考えられる(免疫力という言葉は要注意だが、ここでは自然免疫を含む広い意味での抵抗力の意味)。その原因として、最近あげられている説を紹介しよう。アジア人のHLA(ヒト白血球抗原)などの遺伝的な特性:これは医学的には考えられ、論文も出ているが、ヨーロッパの調査ではアジア系の死亡率は白人より高い

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    tokyocat 2020/05/26
  • 自粛パニックで「新型コロナ不況」がやってくる : 池田信夫 blog

    2020年02月22日18:32 カテゴリ経済 自粛パニックで「新型コロナ不況」がやってくる 新型コロナウイルスの感染者はきのう100人を超えたが、クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」を除くと、国内で陽性になった人数は1日10~20人で、激増しているわけではない。激増しているのは、集会やイベントなどの自粛による2次災害である。 コンサートや会議が中止になり、レストランやホテルがキャンセルされ、就活の面接まで中止された。加藤厚労相は「政府として一律の自粛要請はしない」といいながら「主催者に開催の必要性を改めて検討していただきたい」と実質的に自粛を求めた。 続きはアゴラで。 「経済」カテゴリの最新記事

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    tokyocat 2020/02/22
  • 「イスラム2.0」という宗教改革 : 池田信夫 blog

    2019年11月30日23:51 カテゴリ 「イスラム2.0」という宗教改革 イスラム原理主義は狂信的なテロリストとしか見えないが、コーランには「神も終末も信じない者と戦え」と書かれている。日では、この点を曖昧にして「来のイスラムは平和的だ」という人が多いが、むしろ来のイスラムの教義にもとづくジハード(聖戦)を各国政府が抑圧してきたのだ。 その抑圧がはずれたのが、2010年代の「アラブの春」だった。独裁政権が崩壊して民主化するという期待とは逆に、政府の権力が弱まって国内が混乱すると「イスラム国」のような原理主義の活動が強まった。これを著者は「イスラム2.0」と呼ぶ。 従来のイスラム1.0は、コーランやハディース(ムハンマドの言行録)の解釈の体系だった。そのテキストは膨大で、ほとんどのイスラム教徒は文盲だったので、その解釈は法学者が独占していた。ところが識字率が上がり、インターネット

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    tokyocat 2019/12/01
    “ところが識字率が上がり、インターネットの普及でコーランなどを直接読むことができるようになり、一般の信徒が「真の神の教え」に目ざめたのだ”
  • アベノミクスは「ゼロ金利に賭けるギャンブル」 : 池田信夫 blog

    2019年04月26日15:51 カテゴリ経済 アベノミクスは「ゼロ金利に賭けるギャンブル」 萩生田発言で始まった「消費税の増税延期」の波が収まらないが、財務省は財政制度審議会の資料で反論している。「名目成長率(g)と金利(r)の関係」に3ページも費やしているのは(名指しで批判していないが)サマーズやブランシャールの長期停滞論に対する反論だと思われるが、このデータは弱い。 日でもG7でもr>gだというデータは1981年からの相関係数だけで、時系列データがない。これは時系列で描くと、長期的にr<gとなる傾向が強まっていることがわかるからだろう。r>gになると、政府債務比率が発散する。「名目成長率が名目金利を上回る状況が持続する保証はない」という財務省のコメントは正しいが、今のところそれが逆転する兆候はない。 安倍首相が増税を2度も延期し、黒田総裁が「量的緩和でインフレ期待を起こす」と公言し

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    tokyocat 2019/04/27
  • 「純粋人間」がクーデターを起こす : 池田信夫 blog

    2016年05月08日10:02 カテゴリ法/政治 「純粋人間」がクーデターを起こす 石川健治氏の「クーデター」論は笑い話だが、問題はこんな精神的幼児が東大法学部で憲法学を教えていることだ。一つの原因は文系学部(特に法学部)がガラパゴス化して国際競争がないことだが、もう一つはこういう妙に「純粋」な学生しか大学に残らないことだ。 経済学でも、東大のマル経は宇野経済学だったので、少しでも宇野派と違うマルクス解釈を書くと大学院で落とされた。佐伯啓思氏や間宮陽介氏や野口旭氏は、先生の学説を丸写ししてマル経の大学院に行き、途中で「近経」に転向した裏口入学だ。京大では、民青の幹部は論文を1も書かなくても助教授になれた。今の法学部は、当時のマル経に近い状況だろう。 こういう「純粋人間」の忠誠心の対象は自分の学派なので、それ以外の学説に対しては強い敵愾心をもって闘う。その学説が宇野経済学や憲法第9条のよ

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    tokyocat 2016/05/08
  • 原子力を殺すのは原子力ムラ自身である : 池田信夫 blog

    2016年02月28日01:17 カテゴリエネルギー 原子力を殺すのは原子力ムラ自身である これが澤昭裕氏の遺稿となった論文「戦略なき脱原発へ漂流する日の未来を憂う」の書き出しだが、私も同感だ。福島事故の起こったのが民主党政権のもとだったという不運もあるが、経産省も電力会社も、マスコミの流す放射能デマにも反論せず、ひたすら嵐の通り過ぎるのを待っている。 原子力損害賠償法を適用すれば公正かつ透明にできた賠償の責任を東電に負わせて官僚はその裏に逃げ込み、他方で東電の破綻による銀行の損失を防ぐために「支援機構」という抜け穴をつくり、国も東電も責任をもたないまま巨額の税金がつぎこまれている。 民主党政権が法的根拠もなくすべての原発を止めるのを役所も電力業界も座視し、原子力規制委員会の膨大で無意味な安全審査が終わるのを待っている。誰も当事者意識がないのは、「国策民営」という中途半端な制度設計に原因

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    tokyocat 2016/02/28
    《原子力損害賠償法を適用すれば公正かつ透明にできた賠償の責任を東電に負わせて官僚はその裏に逃げ》《銀行の損失を防ぐために「支援機構」という抜け穴をつくり、国も東電も責任をもたないまま巨額の税金》
  • マスコミは再稼働と安全審査の違いに気づき始めた? : 池田信夫 blog

    2015年02月13日00:39 カテゴリエネルギー マスコミは再稼働と安全審査の違いに気づき始めた? 原発の「再稼動」問題なんて、法的には存在しない。これは私が一貫して説明してきたが、よく読むと各社の表現が微妙に変化してきた。たとえば日経はこう書いている:原子力規制委員会は12日、関西電力高浜原子力発電所3、4号機(福井県)について、再稼働に向けた合格証にあたる「審査書」を正式に決定した。「再稼動の合格証」ではなく「に向けた」が入っているところがポイントだ。これを入れるかどうかで、記者はデスクや整理部ともめたと思うが、そんな「合格証」は存在しない。規制委員会は新しい設備が規制基準を満たしているかどうかについての「設置変更許可」を審査しただけで、再稼動の審査なんかしていないからだ。 NHKと朝日は「再稼働の前提となる審査に合格した」と書いているが、これは明白な誤りだ。法律で再稼動の前提とさ

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    tokyocat 2015/02/13
  • 格差に「一般法則」はない : 池田信夫 blog

    2015年01月28日01:07 カテゴリ経済 格差に「一般法則」はない ピケティについて同じ話を何回もしているうちにわかってきたが、ほとんどのジャーナリスト(つまり平均的ビジネスマン)はあのの内容を理解していない。経済学者は「理論的根拠がない」と批判しているが、ジャーナリストの関心は不平等という結果と累進課税の提案だけなので、話題がそこに集中する。これはピケティの議論が混乱していることにも原因があるが、何度も同じことをいうのは飽きたので、少なくとも次の3点を理解してほしい。「資主義の根的矛盾」r>gだけで格差は説明できない:この不等式はrをROEと考えると自明だが、金利と考えるとおかしい。ピケティはこれをすべての(人的資以外の)資産の平均収益率と考えているが、これでは格差を説明できない。図10.9のように不等式が成り立っていた第2次大戦後に、格差は大きく縮小したからだ。 所得分配

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    tokyocat 2015/01/28
    《要するに、格差の性格は国ごとに違うのだ》《大陸の格差は特権階級の相続などの影響が大きいが、英米では株主資本主義と累進税率の緩和の影響が大きい。日本はどちらとも違い、特殊な雇用慣行の影響が大きい》!
  • 一国ケインズ主義の終焉 : 池田信夫 blog

    2014年12月31日12:34 カテゴリ経済 一国ケインズ主義の終焉 今年は「アベノミクス」が見事に失敗した年だった。マネタリーベースは276兆円と史上最大を記録したが、図のようにコアCPI上昇率は0.7%に下がった。「異次元緩和」で物価が上がったようにみえたのは、昨年後半の原油価格の上昇が原因であり、今年のCPI低下も原油価格の暴落が原因だ。 コアCPI上昇率(左軸)とWTI原油価格(ドル/バレル)コアCPIは原油価格からほぼ3ヶ月遅れでパラレルに動いているので、この図から類推すると、今の原油価格(50ドル台)が続くと、来年4月にはデフレになるだろう。物価指標に日銀のコントロールできないエネルギー価格を入れていることが、過剰な物価変動の原因になっているのだ。 黒田総裁の当のねらいは円安にあったと思われるが、それによって貿易赤字は増えた。おまけにJBpressにも書いたように、せっかく

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    tokyocat 2014/12/31
    《通貨供給で物価水準がコントロール》《為替レートで経常収支がコントロール》《グローバル化した世界では》《きかなくなった。資本がネットワークで世界を移動し、海外投資で経常収支が動くからだ》
  • 「正義の国」の日本人 : 池田信夫 blog

    2007年11月16日14:41 カテゴリ 「正義の国」の日人 マイク・ホンダ議員の「慰安婦非難決議案」のとき、産経新聞などがしきりに流したのが、中国ロビーの献金や選挙区事情(中国韓国系のほうが日系よりはるかに多い)などの政治的背景だが、そういう打算だけで何回否決されても同じような決議案を出すとは考えにくい。ホンダ自身のいう「かつて私が強制収容所に入れられたことに対して米政府が謝罪したように、日も謝罪すべきだ」という素朴な正義感があるのは、たぶん当だろう。だとすれば、その正義感の背景にあるのは何か――という問題をさぐったのが書である。 著者は「元ロサンゼルス特派員」という奇妙な肩書きになっているが、NHKの職員である。NHKの名前が出ると、慰安婦がらみの訴訟の問題で経営陣が神経質になるので、伏せたらしい。同じ配慮で、慰安婦についてもくわしくはふれていない。テーマは、ホンダの行動

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    tokyocat 2014/10/03
  • 朝日新聞が逆に入れた「システム1」のスイッチ : 池田信夫 blog

    2014年08月19日15:55 カテゴリメディア 朝日新聞が逆に入れた「システム1」のスイッチ 朝日の慰安婦報道と原発報道がよく似ているのは偶然ではない。どちらも大きな失敗の経験――丸山眞男のいう悔恨――から出発しているからだ。戦争に負けたとき、朝日は自分の罪が追及されるのを恐れて絶対平和主義に転向し、3・11のあと原発推進派だった責任の追及を恐れて「原発ゼロ」に舵を切った。その論理は単純である。戦争が起ったのは軍隊があったからだ→軍隊をなくそう 原発事故が起ったのは原発があったからだ→原発をなくそうこういう短絡的な話はわかりやすく、大きな悲劇のあとでは日人の心情倫理にアピールした。これが「戦後リベラル」の原点だったが、丸山も反省したように、悔恨にもとづく心情倫理は、結果的には何も具体的な政策を生み出さなかった。彼は自民党の憲法調査会の「平和主義」を次のように批判している。第九条の理想

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    tokyocat 2014/08/19
  • 橋下徹氏の終焉 : 池田信夫 blog

    2014年02月02日11:10 カテゴリ法/政治 橋下徹氏の終焉 大阪市の橋下市長が辞職して出直し市長選挙に出馬する方針を表明したが、これは無意味な「自爆選挙」である。当選しても議会の勢力は変わらないし、対立候補がいなかったら信任投票にもならない。議会運営が行き詰まるたびに市長選挙をやっていたら、民主政治は成り立たない。 彼が大阪府知事だったころから賛否両論があったが、私は応援してきた。それは日のコンセンサス政治が行き詰まり、「一君万民」型デモクラシーを実験してもいいと思ったからだ。そもそも地方議会なんかいらない。首長が好きなようにやって、いやなら引っ越せばいいのだ。そういう「足による投票」で都市化を進めることが、日の立ち直る道だと思う。 橋下氏とはツイッターで何度も議論したが、上のような私の話に興味をもってくれた。負の所得税や教育バウチャーなどの自由主義的な経済政策を実験したのも、

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    tokyocat 2014/02/02
  • 日本はグローバル化のトップ・ランナー : 池田信夫 blog

    2013年05月12日17:44 カテゴリはグローバル化のトップ・ランナー きのうの記事でも書いたことだが、グローバル資主義の暴力的な質をもっとも的確にとらえていたのはマルクスであり、それは今も変わらない。1848年に書かれた書の次のような予言は、早すぎたのだ。ブルジョア階級は、世界市場の開拓を通して、あらゆる国々の生産と消費を国籍を超えたものとした。反動派の悲嘆を尻目に、ブルジョア階級は、産業の足元から民族的土台を切り崩していった。民族的な伝統産業は破壊され、なお日に日に破壊されている。それらの産業は新しい産業に駆逐され、この新たな産業の導入がすべての文明国民の死活問題となる。(p.19)この宣言の書かれたころ、世界のGDPに占める貿易額の比率は10%にも満たなかったが、20世紀後半からグローバル化は急速に進展し、今ではその比率は50%を超える。マルクスの時代には欧米の一部

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    tokyocat 2013/05/13
  • デフレの原因は名目賃金の低下である : 池田信夫 blog

    2013年01月22日11:41 カテゴリ デフレの原因は名目賃金の低下である 「インフレになっても賃金が上がらないと貧しくなる」という批判に対して、「数年したら上がる」とごまかすリフレ派が多いが、浜田宏一氏は「名目賃金はむしろ上がらないほうがいい。名目賃金が上がると企業収益が増えず、雇用が増えなくなるからです」と明言している。つまりリフレとは、賃金を下げて企業収益を上げる政策なのだ。 彼は実証データも見ないで、日の名目賃金が上がって不況を招いたと信じているようだが、それは間違いである。書も指摘するように、日の名目賃金は下がっているのだ。次の図は日総研の調べた日米欧の名目賃金だが、特に日米の違いは大きく、この15年で80%以上の差がついている。 デフレの原因は新興国の世界市場への登場によって工業製品の低価格化が進んでいることだという野口悠紀雄氏の説明に対して、高橋洋一氏は「OEC

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    tokyocat 2013/01/22
  • ワイドショーの見事な印象操作テクニック : 池田信夫 blog

    2012年05月18日14:44 カテゴリメディア ワイドショーの見事な印象操作テクニック きのうの記事で書いた古賀氏の出演した番組がYouTubeに出ている(たぶん間もなく削除されるだろう)。ワイドショーというのはほとんど見たことがないのだが、これを見て感心してしまった。 この「そもそも総研」という番組が設定しているテーマは「原発事故のあった東京電力で夏の電気は足りるのに、事故のなかった関西電力でなぜ足りないのか」。そんなことは当たり前だ。東電は事故のあとガスタービン発電所を増設したが、関電はまさか何も事故を起こしていない原発の運転を政府が止めるとは思っていなかったので、火力発電所を増設しなかったからだ。 ところが番組は、この当たり前の理由を知らないのか、知っていてとぼけているのか、いろいろな数字をあげて「関電が意図的に電力供給を絞っている」という結論に誘導し、その決め手として古賀氏の「

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    tokyocat 2012/05/20
  • 主食をやめると健康になる : 池田信夫 blog

    2011年12月17日12:41 カテゴリをやめると健康になる 3ヶ月ぐらい前に、健康診断で「血糖値が高い」といわれた。ウェブで調べると糖質ダイエットというのが評判なので、やってみた。結果は、3ヶ月で血糖値(ヘモグロビンA1C)は1割以上さがり、体重も3㎏近く減った。これはあまり厳格にやらなかったためで、徹底して糖質ゼロにすれば10kgぐらい体重が減った人もいるようだ。 血糖値が高くなったとき、医者は「甘いものをやめるのは意味がない。余分なカロリーが血糖になるので、カロリー摂取量を減らすことが大事だ」とよくいう。これが標準的な学説らしいが、書は臨床的な経験から、むしろ糖分(炭水化物)の摂取を減らすことが糖尿病にもダイエットにも効果があるという。 この原因を著者はブドウ糖スパイクと呼んでいる。糖質は血中で血糖に変わるが、これが増えると膵臓からインシュリンが分泌され、血糖をエネルギー

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    tokyocat 2011/12/17
    《1日の摂取カロリーというストックを制限することより、糖質の増加率というフローを抑えることが大事だ》←この言い方はわかりやすい。でも本当かどうかはそれほどはっきりしていないと思う。
  • 霞ヶ関の政権交代 : 池田信夫 blog

    2011年06月25日14:48 カテゴリ法/政治 霞ヶ関の政権交代 毎日新聞によれば、経産省はきのう、古賀茂明氏(大臣官房付)に退職を打診したそうだ。その3日前にBLOGOSでインタビューしたばかりだが、彼も言っていたように、政府の方針を官僚が批判することは珍しくない。公務員制度改革についても、いろいろな怪文書がばらまかれた。むしろ彼のように実名で批判するほうがフェアである。 ただ所属する官庁の政策を公務員が批判することに問題があることも事実で、「批判するのはいいが、辞めてからしろ」という同僚からの批判も強い。古賀氏もずっと居座るつもりはなく、職が見つかれば辞めるつもりのようだが、問題は行き先がないことだ。こういう場合、アメリカなら野党系の政策シンクタンクがあり、そういう政策の競争が政権交代のエネルギーになっているのだが、日には政策によって政権を競うしくみがないため、政策シンクタンクが

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    tokyocat 2011/06/26
    《官僚機構が実質的な立法機能をもっている日本では、むしろ霞ヶ関の政権交代が必要なのだ》
  • 河野太郎氏の知らないハザードとリスク : 池田信夫 blog

    2011年06月24日09:03 カテゴリエネルギー 河野太郎氏の知らないハザードとリスク 環境リスクを評価するとき重要なのは、書も指摘するようにハザード(化学物質の一定量あたりの毒性)とリスク(確率的な危険度)を区別することである。たとえば河野太郎氏の次の議論は、両者を取り違えたものだ:原発が最も命に優しいという議論をする人がいる。石炭なら炭鉱事故で人が死ぬ、原発では死んだ人が少ない、だから原発は安全だという理屈らしい。でも、青酸カリで死ぬ人はほとんどいないけど、タバコで肺がんになって死ぬ人はたくさんいる、だからタバコが青酸カリより危険?どういう理屈なのかな。青酸カリのハザードはタバコよりはるかに大きいが、それは毒物として厳重に管理されているため、摂取量はゼロに等しい。リスク=ハザード×頻度なので、タバコのリスクは青酸カリより大きいのだ。環境リスクを測定した著者らの調査によれば、化学

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    tokyocat 2011/06/24
    「リスク=ハザード×頻度」