「室町時代の生活を再現した展示を見てきた。これは妄想の解像度が上がる…」。こんな投稿がTwitter上で話題になっています。好きな作品の時代背景が分かる展示を見ると、妄想がはかどりますよね……! 話題になっているのは、室町時代に存在した伝説の町の復元展示「よみがえる草戸千軒(くさどせんげん)」で、「ふくやま草戸千軒ミュージアム」(広島県立歴史博物館)で公開されています。同館とツイート投稿者に、展示の魅力について話を聞きました。 「草戸千軒町遺跡」は、鎌倉時代から室町時代にかけて栄えた港町・市町の跡。長く川底に埋もれ、名前のみ知られる伝説の町となっていましたが、大正末年に始まった広島県・芦田川の改修工事によって発見されました。 ふくやま草戸千軒ミュージアムの常設展示「よみがえる草戸千軒」は、この失われた町並みを屋内に再現したもの。実際に訪問し、写真をTwitterに投稿した里村さん(@stm