ファンだった元女性タレントについて「いつ逮捕されてもおかしくない」などとツイッターに投稿したとして、名誉毀損の罪に問われていた40代男性の裁判で、東京地裁は2月6日、懲役6カ月(執行猶予3年)の有罪判決を下した。 判決文によると、男性は都内の芸能事務所の名誉を毀損しようと考え、2019年11月、この事務所に当時所属していたタレントでレースクイーンの女性(すでに引退)を「ファンへの犯罪行為で警察に告訴されている」などと指摘した。 さらにこの女性と事務所について「いつ逮捕されてもおかしくない」などとツイッターに投稿し、虚偽の情報によって事務所の名誉を傷つけたという。 事件の背景には、イベントで女性を撮影できなかったことなどに納得できず、ツイッターでこの女性にクレームを入れるようになったことがあるという。 そうした言動に苦言を呈されたことをきっかけとして、他のファンから「嫌がらせ」を受けるように
国税庁が8月1日に出した所得税の法令解釈通達の改正案をめぐり、インターネット上でちょっとした混乱が起きている。 改正案では2022年以後について、「副業収入が300万円を超えない場合は、事業所得ではなく雑所得と取り扱う」と範囲を明確にしたからだ。雑所得は事業所得のように他の所得との損益通算や特別控除を受けることができない。このため「副業を事業所得にして限りなくグレーな節税策」をしてきた会社員にとっては大きな影響が出ることになる。 国税庁が8月末まで募集しているパブリックコメントには8月半ば時点で1000件を超える意見が寄せられている。国が副業を推進する中でなぜ国税庁は副業推進に「逆行」するともとれる案を出したのか。前・青山学院大学長で、租税法の第一人者である三木義一氏に聞きながら考えた。(ライター・国分瑠衣子) ● 副業を赤字にして給与所得と損益通算して節税する「指南サイト」 会社員の副業
警視庁中野署の警察官から、違法な取り調べ・身体拘束をされて、精神的な苦痛を受けたとして、東京都の工事業者の男性が4月26日、国家賠償法に基づき、東京都(小池百合子知事)に慰謝料など計330万円の支払いをもとめて、東京地裁に提訴した。 ●工具を所持していたことで連行された 原告は、給水管設備工事会社の代表をつとめる中野健太郎さん。 訴状によると、中野さんは今年2月4日夜、都内で発生した漏水事故の工事を終えたあと、立ち寄ったコンビニ前に作業車(ワゴン車)を停めて休憩していたところ、中野署の警察官が現れて、職務質問をもとめてきた。 中野さんが車の中を見せたところ、普段の工事で使用している工具(電工ナイフ、ガラスクラッシャー、マイナスドライバー)があったことから、「軽犯罪法違反で検挙する」として、中野署に連行されてしまった。 ●「これであんたも犯罪者の仲間入りだ」 取調室で、警察官は、中野さんにジ
佐賀県の山口由美子さん(68)の顔や手などには今も痛み・しびれが残っているという。2000年5月、当時17歳の少年が佐賀~福岡間の高速バスで起こした「西鉄バスジャック事件」。山口さんは10箇所以上切りつけられ、約1カ月半入院する大けがをした。死者1人、負傷者2人のうちの一人だ。 しかし、山口さんは彼を一方的に責めることはしない。それどころか事件以降、少年院で自身の体験を語り、少年たちの立ち直りを後押しする活動を続けている。一体どうしてなのか。 成人年齢を18歳にする改正民法が国会で成立する前日の6月12日、衆議院第二議員会館で開かれた少年法の適用年齢引き下げを考えるシンポジウムでのこと。 「事件で唇を切られているので、言葉がはっきりしない部分があると思いますけど、よろしくお願いします」。 山口さんはそう切り出し、理由を語り始めた――。 ●「直感的に彼のつらさを感じた」 「少年が牛刀を振りか
元朝日新聞記者の植村隆氏(59)が9月1日、産経新聞に掲載された事実に反する記事により名誉毀損されたとして、同社に記事の訂正を求める民事調停を東京簡裁に起こした。 ●櫻井氏が論説で書いた内容は? 植村氏は1991年、朝日新聞社在籍中に慰安婦として韓国で最初に名乗り出た金学順さんについての署名記事を書いた。植村氏は2014年に同社を退職したが、2014年に週刊誌が記事の内容を「捏造」と報道したことをきっかけに、ネットを中心にバッシングが発生した。 今回訂正を求めているのは、2014年3月3日の産経新聞に掲載された櫻井よしこ氏の「美しき勁き国へ『真実ゆがめる朝日報道』」という論説の一部だ。 櫻井氏は論説の中で、「91年8月11日、大阪朝日の社会面一面で、植村隆氏が「『女子挺身隊』の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた『朝鮮人従軍慰安婦』」を報じた。この女性、金学順氏は後に東京
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