HSP(Highly Sensitive Person)という概念は、米国の心理学者 Elaine N. Aron 氏(アーロン博士)によって、1990年代に提唱されました。 その後、ネットや SNS が発達していく中で、経済面や教育面の格差が拡がり、ストレスフルな社会となって、生きづらい場面が目に見えて増えている昨今、改めて注目を集めています。 その HSP とは、感受性が生まれつき強く、ちょっとした環境の変化や他人の気持ちにとても敏感なため、五感の強い刺激や他人とのコミュニケーションに圧倒され、すぐに疲れてしまうタイプの人を表す心理学用語です。5~6人に一人が該当すると言われています。 HSP とは、このような生まれ持った気質(≒ 性質)を表す心理学用語に過ぎず、病名ではないのに、最近では、「生きるのが困難 = HSP」という安易な解釈が広まっている懸念があります。本来であればメンタル