観測的には、遠くの宇宙や天体を見ること。光の速度が一定で、光が到達するまでに時間がかかるので、遠くの天体を見るのは、過去の姿をみることだからです。つまり、宇宙でもっとも古い天体を見れば、観測できるかぎりでもっとも初期の宇宙を知ることができます。 観測できるもっとも古い現象、天体、それが 3K宇宙マイクロ波背景放射です。 フリードマン宇宙、膨張宇宙を与える宇宙モデルです。仮定しているのは、一様、等方宇宙。つまり宇宙には特別な場所がなく(一様)、特別な方向もない(等方)という仮定です。一般相対論の基礎方程式(アインシュタイン方程式)は、膨張・収縮するダイナミックな宇宙像を描き出します。