タグ

ブックマーク / diamond.jp (52)

  • “自虐”日本に驚く世界のエリートたち――日本人の自国批判で傷つく人も

    田村耕太郎 [国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院 兼任教授、米ミルケン・インスティテュート フェロー/2023年一橋大学ビジネススクール 客員教授] 早稲田大学卒業後、慶応大学大学院(MBA)、デューク大学法律大学院、イェール大学大学院各修了。オックスフォード大学AMPおよび東京大学EMP修了。 証券会社社員、新聞社社長を経て、2002年に政界入り。10年まで参議院議員。第一次安倍政権で内閣府大臣政務官を務めた。日政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公となる。 その後、イェール大学研究員、ハーバード大学研究員、世界で最も多くのノーベル賞受賞者(29名)を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日人研究員を歴任。 2014年より、国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院兼任教授としてビジネスパーソン向け「アジア地政学プログラム」を運営

  • 最先端・高額のイメージばかりが独り歩き「先進医療」にまつわる3つの重大な誤解

    1968年、千葉県生まれ、茨城県在住。フリーランスライターとして、新聞や週刊誌、医療専門誌などに、医療費や年金、家計費の節約など、身の回りのお金をテーマにした記事を寄稿。コラムのほか、医薬経済社「医薬経済ONLINE」に連載中。著書に「読むだけで200万円節約できる!医療費と医療保険&介護保険のトクする裏ワザ30」(ダイヤモンド社)など。ライター業のかたわら、庭で野菜作りも行う「半農半ライター」として、農的な暮らしを実践中。 知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴 国民の健康を支えている公的医療保険(健康保険)。ふだんはそのありがたみを感じることは少ないが、病気やケガをしたとき、健康保険の保障内容を知らないと損することが多い。民間の医療保険に入る前に知っておきたい健康保険の優れた保障内容を紹介する。 バックナンバー一覧 「がんになったら、粒子線治療っていうのをやってもらうんだ。先進医

  • 実現を急ぐには理由があるソフトバンク発の「光の道」

    週刊ダイヤモンド ITBizNews 業界分析で定評ある『週刊ダイヤモンド』編集部がニュース記事の中から特に注目されているIT関連分野の最新ニュース・トピックスを中心にお届けしていきます。 バックナンバー一覧 ソフトバンクの孫正義社長は、演説用の台を持参していた。 11月30日、総務省8階にある大会議室で、約1年間を費やして議論されてきた「光の道」構想の「取りまとめ案」が公表された。この構想は、2015年頃をメドに、すべての世帯に光回線をはじめとしたブロードバンド回線網を敷設しようというものだ。 一般席で議論を傍聴していた孫社長は、会議が終わってから報道陣を前にして、用意してきた演説台の上で、「ソフトバンクの提案は、『実現性が乏しい』として、選択肢から削除された。これには怒りを覚える」と熱弁を振るった。 その内容は、あらためて「光の道」構想は今年の6月に日の新成長戦略として閣議決定された

  • 内定の出ない学生は何が間違っているのか~学生、企業、大学、親がすれ違う悲惨な現状

    1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。日用雑貨の営業の派遣社員、編集プロダクションなどを経て2003年に独立。日全国350校を超える大学を調査、とくに就職活動をめぐって、学生や大学就職課、教職員団体、あるいは高校生向けに積極的な執筆や講演活動を行う。主な著書に『就活のバカヤロー』『最高学府はバカだらけ』(以上、光文社新書)、『ヤバイ就活!』『就活のバカタレ!』(以上、PHP研究所)などがある。 みんなの就活悲惨日記 石渡嶺司 「第二次就職氷河期」といわれる現在。学生、企業、大学、親など、取り巻く関係者すべてに悲壮感が漂っている。こうした悲壮感が漂うなか、彼らの実態とはどのようなものなのか。その様子を時系列で追いながら、誰が就活を悲惨にしているのか、“犯人”を探る。 バックナンバー一覧 皆さん、こんにちは。大学ジャーナリストの石渡嶺司と申します。『就活のバカヤロー』、『就活のしきたり』な

  • 肥満も禁煙も幸福も伝染する! ハーバード大学の超人気教授が説く 目からウロコの“アナログ”絆(きずな)論 ~フェイスブックやツイッターでは得られない “オフライン”ネットワー��

    ハーバード大学のスター教授は何も「白熱教室」のマイケル・サンデル教授一人ではない。2009年に米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたニコラス・クリスタキス教授(医学部・教養学部教授で現役の医師)もその一人であり、学部生による「好きな教授」の人気投票では常にトップクラスの得票率を誇る。その偉才が昨年、カリフォルニア大学の政治学者とともに、肥満も幸せもすべて“伝染する”と説く共著「CONNECTED」(邦題『つながり】(講談社刊)を出版し、あらためて全米で注目を集めている。インターネット世界だけでは得られない人と人とのつながり、すなわち社会的ネットワークが持つ驚くべき力について、縦横無尽に語ってもらった。(聞き手/ジャーナリスト、大野和基) ニコラス・クリスタキス (Nicholas Christakis) ハーバード大学医学部及び教養学部の教授。同大学提携病院の現役の内科医

    肥満も禁煙も幸福も伝染する! ハーバード大学の超人気教授が説く 目からウロコの“アナログ”絆(きずな)論 ~フェイスブックやツイッターでは得られない “オフライン”ネットワー��
  • 藁にもすがる思いの「がん患者」が利用する「代替療法」。しかし、嘘の情報を信じて手遅れになるケースも

    毎回、担当ディレクターが取材内容をもとに執筆、番組内容を再現。 記事の後半では、元社会部記者で「週刊こどもニュース」のお父さん役も務めた番組キャスターの鎌田靖解説委員が、「キャスター日記」として取材を振り返りながら総括する。 ◎番組ホームページは、こちら 追跡!AtoZ ~いま一番知りたいテーマを追う!超リアルドキュメント 政治から犯罪、社会問題まで、読者がいま一番知りたい話題を徹底追跡。その背景に迫ることで、時代を読み解いていく。NHKで放送中の同名ドキュメンタリー番組をウェブ用に再構成してお届けします。 バックナンバー一覧 がん患者が利用する健康品や、様々な治療法――通常の医療とは別の、いわゆる「代替療法」をいま、日のがん患者の2人に1人が利用し、市場規模は1兆円に及ぶと言われている。 しかし、効果が科学的に証明されていない代替療法も少なくなく、どの情報を信頼すればいいのか、患者た

  • ここにもiPadの衝撃、「電子教科書」が書店を殺す?

    ニッポンビジネス・ななめ読み 日のビジネスを深部で突き動かす見えない潮流。ありきたりの経済ニュースからは、その流れは見えてこない。作家兼業ジャーナリストの筆者がニッポンビジ ネスの構造を一刀両断。斜に構えた視線だからこそ見えてくる真実がある。 バックナンバー一覧 米アップルの多機能情報端末「アイパッド(iPad)」の国内販売が開始されたのはご存じの通り。テレビや新聞など主要メディアの多くは、iPadが雑誌や漫画など既存媒体の在り方を変えると盛んに報じている。 今後、アップル以外からも多くの多機能端末が登場する予定で、雑誌や書籍の在り方は確かに大きく変わりそうだ。だがこうした中、「多機能端末が発達・普及したら、廃業は必至」と戦々恐々とする業界がある。 それは全国の書店、特に中堅中小の業者だ。特に、多機能端末の登場が後押しする「電子教科書」の普及が経営を直撃する恐れが高い、というのがその理由

  • 必要なのは援助ではなくビジネス最貧国バングラデシュでバッグ生産を立ち上げたマザーハウス・山口絵理子のしなやかな執念(上)

    原英次郎の「強い中堅企業はここが違う!」 トップに聞く逆境の経営道 世界同時不況で電機・自動車など日のビッグビジネスが軒並み崩れる中、しぶとく踏み止まる中堅企業がある。経営学の教科書からは学べない「逆境の経営道」をトップへのロングインタビューで探る。 バックナンバー一覧 予想は見事に裏切られた。マザーハウス代表取締役の山口絵理子は、控えめに、そして少し緊張気味に、われわれの前に姿を現した。 マザーハウスは、世界でも屈指の最貧国・バングラデシュでバッグを生産し、日で販売している。会社を立ち上げたのは2006年3月。すでに、2008年のテレビ番組『情熱大陸』で紹介されたので、ご覧になった方も多いかも知れない。 やまぐち えりこ 1981年埼玉生まれ。ワシントン国際機関でのインターンを経て、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程入学。現地での2年間の滞在中、日大手商社のダッカ事務所に

  • 低所得層にモノが飛ぶように売れる? 世界に広がる「BOPビジネス」の正体 | これが気になる! | ダイヤモンド・オンライン

    の大手品・日用品メーカーが、世界を視野に入れた「世界ブランド」に経営資源を集中させ始めている――という記事が、日経済新聞で大きく紹介された(2009年12月20日付け朝刊)。 ロッテはタイに工場を建設し、菓子の「コアラのマーチ」を東南アジアで広く販売。花王は衣料用洗剤「アタック」やヘアケア商品「アジエンス」など7ブランドをアジア戦略商品に据えている。 いずれも、国内市場の冷え込みと縮小を受け、新興国を睨んだ海外生産の増強を目論むものだ。 しかし現在、さらに一歩先を行く市場展開が活発になっている。それは、これまでビジネスの対象とされなかった世界の低所得者層だ。 この世界で約40億人と推定される「新・新興国」のボリュームゾーンを相手とするビジネスは、「BOP」(ボトム・オブ・ピラミッド)ビジネスと呼ばれ、主に欧米の大手企業で注目されている。 このボトムとは、「1人当たりの年間所得が30

  • 一生安泰に暮らしたい日本人の心が招いた閉塞感 | シリコンバレーで考える 安藤茂彌 | ダイヤモンド・オンライン

    「閉塞感」という言葉が使われて久しい。90年代初頭から使われているだろう。20年経った今でも、昨今の社会状況を的確に表現する言葉として、その価値は益々高まっているように思う。だが、閉塞感を英語に訳すのは難しい。ぴったり当てはまる言葉がないのだ。そもそも、そういう感覚がないのだ。 アメリカ人ならこう言うだろう。「閉塞感?そんなに悩む必要があるの?今いる会社が嫌なら辞めればいいじゃないか。政治が嫌なら次の選挙で別の政党に投票すれば良いじゃないか」実に、単純明快である。 なぜ日人だけが閉塞感を感じるのか。それは、日社会が簡単には変化できない構造になっているからではないかと思う。そこには制度の側面と日人のマインドセット(心の持ち様)の側面がある。 制度としては、国家公務員制度と大企業のガバナンスが堅固な構造を持っている点が指摘される。マインドセットとしては、一回の就職で死ぬまで楽チンな人生

  • “高学歴ワーキングプア”が急増中! 「官製資格ビジネス」に乗せられた博士たちの悲痛 | 格差社会の中心で友愛を叫ぶ | ダイヤモンド・オンライン

    いよいよ大学入試センター試験が始まる。就職難が深刻化する時代、なんとしてもわが子を大学へ行かせたい、という親は多いはずだ。 だがもし、「博士課程に進みたいんだけど……」と子どもが言い出したとしたら、どうだろう。 “高学歴ワーキングプア”が急増中だ。最高学歴を獲得した人々が、生活保護受給者や無保険者になっていく――。この奇妙な逆転現象の発端は、20年前に国が始めた“官製資格ビジネス”構想にあった。 大学崩壊の実情を現場に聞いてみた。 実験結果の捏造を断れば―― 「じつは今、教授から不正を強要されているんです……」 それは、若手研究者が集まるある会合でのこと。博士研究員のひとりが打ち明けた話の内容は驚くべきものだった。 彼が加わっていた研究プロジェクトは暗礁に乗り上げようとしていた。予想を裏切り、思ったような実験結果が出てこないのだ。そこで上司である教授はこう指示したという。『君、データを少し

  • 国と企業の恐るべき「戦略の不在」、 2010年度予算案に見る暗澹たる未来 | 野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む | ダイヤモンド・オンライン

    2010年はどのような年になるだろうか? それは、2010年度予算案を見るとよくわかる。日人の経済活動も生活も、その基は予算によって規定されるからだ。どんな年でも予算はつねに経済と生活の象徴であり鏡であるが、2010年度についてはとりわけそうだ。 この予算案に対する評価を一言でいえば、「戦略不在」ということだ(*1)。「混迷と矛盾と無責任の寄せ集め」と言ってもよい。 日経済が破綻に向かって突き進んでいるのが明らかであるにもかかわらず、基的なビジネスモデルをどう立て直すかに関して、何のビジョンも示されず、戦略が考えられていない。その結果、予算の内容は支離滅裂になっている。それだけならまだしも、不必要な施策に巨額の浪費的予算手当てがなされた結果(そして他方では税収が激減したため)、前代未聞の財政赤字が発生している(*2)。 日経済がいま抱える課題を一言でいえば、「これまで世界を支えて