第一話をまだ読んだことがない方はこちらから読むことができます。 Bureau of Immigration Detention Centerの檻に入れられて2時間たっただろうか? 日本大使館のYが「拘束は数日」と言っていたので、最悪その場で過ごせばいいと考えていたが、飯をもらえず力がでない。 しばらくすると小太りのちょんまげ男が来る。「日本人か? 部屋がないのか?」と聞かれ、ついてくるように促される。 ここにはA棟とB棟があるのがわかったが、両方汚い。築60年でメンテナンスされてないというイメージだ。 ついていくと、A棟の2階の一番奥が日本人部屋となっていて、日本人二人と、アメリカとフィリピンのハーフがいた。そこでベッド代として3000ペソ、扇風機代として1500ペソを請求される。 香港に行く途中だったので2000香港ドルしか持っていない。ほぼ3万円だ。しかしここではペソしか使えないので「
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