前回は、2014年の申請時に不正行為があったため5年間認可しないペナルティが課されていたが、ペナルティ機関を経て5年ぶりに申請され、ついに「諮問」にかけられるようになった「大学ではないユニバーシティ」、「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ」(HSU)の成り立ちについて説明した。 今回は、そこでどのような教育が行われているかについて考察したい。 同大学についての以前筆者が書いた記事で、申請前の2013年から不認可となった後の2015年までに発刊された「幸福の科学大学シリーズ」の書籍89冊について書いた。「霊言」「守護霊」「霊界」「宇宙人」「UFO」など、信じがたいワードが多数登場する書籍群だ。HSUの図書館には、宇宙人の霊言を収録したものも含めて大量の霊言書籍が並ぶ。大学祭にあたる「HSU祭」では、宇宙人関連の展示や、霊言に基づいて大東亜戦争を称賛し韓国人を見下す「愛国展示」もあった。 学