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2018年4月29日のブックマーク (1件)

  • ともゆきさんの書評 渡良瀬【本が好き!】

    生きていくのは大変だ。でも日々の淡々とした生活の中に喜びと楽しみと仕事への誇りがあって、だから僕らは厳しい人生の道程を一歩ずつ踏みしめながら生きていける。そんな父であり職人である男の心の成長物語。 東京から電車で1時間足らず。しかし、田畑や山川の合間にぽつぽつと住宅が建ち、主な産業は配電盤の工場団地のみ。そこに務める人たちの楽しみは居酒屋のカラオケとパチンコとクルマぐらい。そんな、文化果てるような茨城県西部の古河市に、子供の療養のために引っ越してきた元電気工の南條拓の物語です。彼は28才にして3人の子持ちで、東京で電気工として長年のキャリアを積んだいっぱしの職人ですが、同じ電気とは言え畑違いの配電盤の工場に就職し、一番下っ端の新人として修行を始めます。 拓はさまざまな問題を抱えています。拓自身の体調やストレスから長女の心を傷つけ、かん黙症を引き起こしてしまったこと、それが原因でとの関係が

    ともゆきさんの書評 渡良瀬【本が好き!】
    tomoyu-n
    tomoyu-n 2018/04/29