東京・秋葉原の無差別殺傷事件を受け、改正銃刀法で所持が禁止された両刃の刃物「クナイ」を所持したとして、警視庁は7日、兵庫県三木市の刃物製造会社と同社の男性社長(40)を銃刀法違反容疑で東京地検に書類送検した。 クナイは忍者グッズとしてマニアに人気で、社長は「違法と知っていた」などと容疑を認めているという。 発表によると、同社と社長は今年5月17日、同社事務所でクナイ(刃渡り6〜9・8センチ)8本を所持した疑い。同社は昨年1月の改正法施行後、計109本を1本約1万2000〜約1万5000円でホームページなどで販売していたという。同庁は同社からクナイ計58本を押収した。 改正法では、刃渡り5・5センチ以上で左右対称の両刃の刃物の所持を禁じており、違反すれば3年以下の懲役または50万円以下の罰金。