www.art-annual.jp 夫ベルントと共に、ベルント&ヒラ・ベッヒャー(ベッヒャー夫妻)として知られる、現代写真界の巨匠、ヒラ・ベッヒャーが逝去したというニュースが流れてきた。夫のベルント(1931~2007)はすでに逝去している。二人は20世紀写真に大きな足跡を残しただけではなく、次の世代へ様々な可能性を引き継いだ。 彼らが歴史の表舞台に立つのは、1975年のジョージ・イーストマン・ハウスで開催された「ニュー・トポグラフィックス:人工的風景の写真」展だとされている。そこには、ベッヒャー夫妻のほか、ロバート・アダムス、ルイス・ボルツ、フランク・ゴールケ、ニコラス・ニクソンらが含まれ、それまでの牧歌的な風景写真から、人が介入した人工的風景を新しい手法で撮影する大きな流れが紹介された。 ベッヒャー夫妻は、ドイツの溶鉱炉や給水塔など、近代産業によって作られた歴史的建造物、今でいうなら近
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