体の中で最も大きい臓器であり、「沈黙の臓器」ともいわれる肝臓。さまざまな原因により、肝臓にダメージが積み重なると肝硬変になることがあります。最初のうちは症状が現われにくい肝硬変ですが、初期の段階で足のつりが現われていることがあります。 この記事では、肝硬変で足がつる原因や対策について紹介します。 肝硬変はこんな病気 肝硬変は、いわゆる肝臓病が進行した状態で、ウイルス、アルコール、薬物などが原因で肝臓の炎症が慢性化することで起こります。なんらかの原因により肝臓の炎症が長く続くと、肝臓の細胞に損傷が起こり、その部分が繊維化するようになります。そのため、肝硬変になると肝臓は次第に硬く小さくなり、肝臓の機能が低下します。重度の肝硬変では命にかかわることもあるので、早めの発見が大切になります。 肝臓の働きと肝硬変で現れる代表的な症状 肝臓の働きは、人体における化学工場とたとえられるように、次のような