米司法省(DOJ)は、Appleを相手取った裁判の初日を迎えるにあたり、同社に対する81ページに及ぶ冒頭陳述のスライドを公開した。 3週間ほど続くとみられる裁判は米国時間6月3日、双方の冒頭陳述で始まった。DOJは、Appleが2010年の「iPad」発売と「iBookstore」開設に先立ち、複数の出版社と共謀して電子書籍の価格を吊り上げたと主張している。AppleはDOJが最初に訴状で名指しした企業のうち、和解を拒否した唯一の企業だ。Apple以外の企業はすでにDOJと和解している。 DOJが公開したスライドは、幹部らがやり取りした多数の電子メールや、Walter Isaacson氏が著したSteve Jobs氏の伝記からの引用、2010年のiPadとiBookstoreリリース前後の売上グラフ、および出版業界の仕組みに関する説明などで構成されている。そのほとんどは裁判前に公開された文