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  • 空犬通信 武蔵境の古本屋「おへそ書房」がオープンに

    武蔵境にできた古屋さん「おへそ書房」が、昨日7/20にオープンとなりました。早速寄ってきましたよ。 店頭の様子。均一の棚があります。ウインドーには、『プラテーロとわたし』やヴァルザーのなどが飾られていました。前者はつい最近読書会で取り上げたばかり、後者はちょうど前日に『ほんのひとさじ』の「風」特集号Vol.12掲載記事で目にしていたばかり。ただの偶然とは言え、こういう「つながり」がある店には期待も高まりますよね。 場所は、オープン前にとりあげた記事にも書きましたが、JR中央線・武蔵境駅北口、すきっぷ通り商店街を抜け、さらに少し進んだあたり、スーパーたいらやの少し先です。バーとラーメン屋さんにはさまれた小さなお店。目を引く看板と、クマの置物が置かれた小さなベンチが目印。 店内に入ると、左側の棚には絵や児童書など、ビジュアル系のや大型のなどがずらり。絵・児童書には、洋書のタイトル

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    tonybin 2019/07/22
  • 空犬通信 開風社 待賢ブックセンター、堀川 AC Lab……京都書店巡り その2

    京都書店回り、前回の続きです。 この記事の冒頭に書きましたが、昨年から今年にかけて、個人運営の小さな屋さんの開店が続いています。今回訪ねてきたのは、京都で3月にオープンした開風社 待賢ブックセンター。 場所は堀川丸太町交差点から徒歩で数分。堀川通りはバスが何も通っていますから、バスを使うと便利ですが、地下鉄の丸太町駅からだと15分ほど歩くことになります。 大通りをはずれると、辺りは古い家屋が残る住宅街に見えます。ここに屋さんが?と不安になりますが、古い酒屋さんにはサントリーオールドを浮き彫りにしたなつかしい看板があったり、「ごしんもつにタバコを」なんて看板があったり、瓦屋さん(でいいのでしょうか)があったりと、歩いているだけでちょっと楽しくなります。 昭和な風情はお店だけではありません。今ではすっかり見られなくなった感のある路上で遊ぶ子どもたちの姿が目に入り、それだけでなんだかうれし

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    tonybin 2019/06/25
  • 空犬通信 大垣書店京都本店、京都駅ビル ザ・キューブ店……京都書店巡り その1 【更新】

    先日、仕事の用事で京都行ってきたので、空き時間を利用して、いくつか、気になっていたお店を訪ねてきました。 まずは、こちら。大垣書店京都店。 オープン前から話題になっていて、たくさんのメディアに取り上げられていましたから、くわしくはそれらの記事を。たとえば、こちら、「大垣書店、業界活性化を狙う新しい店」(3/16 Lmaga.jp)、「大垣書店、「京都店」を開店」(3/18 新文化)。 場所は、四条室町に新しくできた商業施設「SUINA室町」の1階。ふつうなら書店が入っていてもおかしくない商業施設に書店がないということもめずらしくなくなってきている昨今、新しい大型商業施設の1階に、それもメインの店舗の1つとして書店が入るというのはまれなケースといっていいかもしれません。 最寄り駅は地下鉄烏丸線の四条駅、もしくは阪急阪急京都線烏丸駅。地下から直接入れます。 ぼくの見落としなのか、当にそ

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    tonybin 2019/06/18
  • 空犬通信 写真集、書斎、昭和の出版、書店特集雑誌……本の本、本屋本のいろいろ

    (広義の)屋さんのの紹介、続きです。 アンドレ・ケルテス『読む時間』(創元社)中村和恵『日語に生まれて 世界の屋さんで考えたこと』(岩波書店)堀部篤史『街を変える小さな店 京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの 商いのかたち。』(京阪神エルマガジン社)杉浦伝宗『ミニ書斎をつくろう』(メディアファクトリー新書)能勢仁・八木壮一『昭和の出版が歩んだ道 激動の昭和へTime TRaVEL』(出版メディアパル)森彰秀と「週刊読書人」取材チーム『ってなんだっけ? 紙のに未来はあるか』(ブレーン)楡周平『「いいね!」が社会を破壊する』(新潮新書)内沼晋太郎『の逆襲』(朝日出版社)横山裕二『ツール・ド・屋さん 2 大泉洋さんに夢中編/島根編』(小学館)アリソン・フーヴァー・バートレット『を愛しすぎた男 泥棒と古書店探偵と愛書狂』(原書房)角田光代『私たちには物語がある』(小学

    空犬通信 写真集、書斎、昭和の出版、書店特集雑誌……本の本、本屋本のいろいろ
  • 空犬通信 それでも、本屋はやっぱりおもしろいし、本には人を動かす力がある、と言いたいのです

    出版業界紙「新文化」のTさんから連絡がありました。取材したいのだそうです。『屋図鑑』の? 「吉っ読」の? 何事かと思ったら、当方の、つまり「空犬」としての活動についてだというのです。 Tさんの話はこうでした。「新文化」の第1面に「この人 この仕事」という連載コーナーがある。業界のために尽力されている方や、なにか突出したエピソードなどをお持ちの方に、お話をうかがい、その人となりを紹介する連載である。それに取り上げてくださる、というのです。ひえー。 「尽力」とか「突出」とか、当方にいかにも似つかわしくない文言にひるみましたが、ふと考えました。この駄ブログをご覧になっている方には説明するまでもありませんが、ご存じの通り、ぼくは、「屋はやっぱりおもしろい!」ということを言ったり書いたりしたい人で、頼まれてもいないのに、blogに駄文を書き散らしたり、トークイベントを企画したり、を出したりして

  • 空犬通信 『本屋図鑑』の目次を紹介します

    屋図鑑』、これまでは書誌情報やイベントの情報だけで、内容に関する詳細にあまりふれてきませんでした。まもなく発売ということで、目次に沿って、もう少しくわしくの内容を紹介したいと思います。夏葉社のサイトでもくわしく紹介されていますので、併せてご覧ください。 『屋図鑑』は以下の5章立てです。 1章 屋さんの中2章 町の屋さん3章 屋さんの棚をじっくり見る。4章 もっといろんな屋さん5章 屋さんの歴史 「1章 屋さんの中」は、屋さんの「中」に注目し、どんな棚・売り場があるのかを、イラストと文章で図鑑的に説明した章です。なるほど、だから『屋“図鑑”』なのか……このを読んでくださるすべての人にそんなふうに思っていただけるようなものをめざしました。 「2章 町の屋さん」は、屋さんの「立地・場所」に注目し、屋さんはいったいどんなところにあるのかを、さまざまな立地の例を取り上

  • 空犬通信 念願のさわや書店初訪問……盛岡と仙台の書店を見てきましたよ

    金土と一泊で、盛岡と仙台に行ってきました。盛岡では、念願のさわや書店を初訪問してきましたよ。 さわや書店は、駅ビルのフェザン店、商店街の店、郊外型の上盛岡店の3店を訪問。いずれも個性的な、すてきなお店でしたが、とくにフェザン店は圧巻。人の手が丁寧にかけられていることがわかる棚や平台は、これまでもメディアで取り上げられたものを目にしていましたが、やはり実際に見るとインパクトが違います。ほんと、感激してしまいました。以前からずっと行きたかったお店の1つで、期待でぱんぱんだったんですが、想像以上のお店で大満足。行ってよかったなあ。 仙台では、昨年の夏に訪問したときには見られなかった、あゆみBOOKS仙台一番町店、ジュンク堂書店仙台店、ヤマト屋書店仙台三越店などを見てきました。 ↑さわや書店フェザン店(左)とあゆみBOOKS仙台一番町店(右)。 盛岡・仙台の書店の様子は、後日、訪問記をまとめる

  • 空犬通信 ブックオカ一箱古本市と天神の古書店たち……福岡書店レポート その3

    福岡の書店レポート、最後は一箱古市&古書店編を。まずは、「一箱古市」の様子から。 当日は、天気に恵まれ、絶好の古散歩日和に。けやき通りはたくさんの人で賑わっていました。 ブックスキューブリックの前で大井さんにお会いできたので、ごあいさつ。ちょうど大阪からいらした隆祥館の二村さんもその場にいらしたので、しばし3人でおしゃべりを。お店の前には、前日の晩にブックオカのトークイベントに参加していた作家の田中慎弥さんもいらっしゃっていて、店頭でサインを作っていました。 ↑そのブックスキューブリックの前の様子。「一箱古市」における、サービスエリア的スポットというか、寄港地というか、お客さんが自然に集まる場所になっています。すごいひとだかりでお店の様子が見えません……。 ↑ブックスキューブリックの前に置かれた小型の活版印刷機。ブックスキューブリックでを買い、そのレシートを見せると、すてきなし

  • 空犬通信 書斎りーぶる他新刊書店とフリペ展……福岡書店レポート その2

    福岡の書店レポート続きです。引き続き、天神界隈から、今度は、昨年、移転の件を失念していて訪問し損ねた、書斎りーぶるを。 ↑お店外観。場所は、天神の中心から、少しはずれたあたりにありました。 ↑店舗部分はワンフロアで120坪。サイトによれば、2階に30坪のイベントスペースがあるようです。 お店の印象としては、セレクトしすぎないセレクトショップという感じでしょうか。一般的な新刊書店と比べると、独特なセレクトになっている感じで、ディスプレイにも凝っているし、おしゃれな文具などの扱いもあります。ただ、気どった感じはまったくありません。雑誌、それもおしゃれ雑誌にかぎらず、子ども向けやお父さん向けのふつうのものなども並んでいましたし、男の子向けのコミックの新刊などもひと通りそろっていて、全般をカバーした品ぞろえになっているようでした。 近くに、福岡市文学館(写真上)があることもあってか、福岡・郷土関

  • 空犬通信 リブロ福岡天神店はすてきなお店でした……福岡書店レポート その1

    大変遅くなりましたが、先日訪問してきた福岡と熊の書店の様子をレポートします。福岡は書店の数が多いので、今回は、昨年行けなかったお店と、リニューアルなどで昨年と様子が変わっているお店に絞って紹介します。(以下、店内の写真は、すべてお店の方に断って撮影したものです。写真は、11/2〜4ごろの様子で、現在とは棚やフェアの様子が変わっている場合があります。) まずは、福岡編、天神界隈から。天神の書店は、今回は2店をピックアップ。まずは、昨年、ちょうど開店直前の時期にあたってしまって、見ることができなかったリブロ福岡天神店。 ↑リブロ福岡天神店。岩田屋館の7階にある、ワンフロア、330坪のお店。業界紙などの報道で店内の写真を見て楽しみにしていたのですが、期待以上のお店でした。 ↑入り口付近。ふつうなら、新刊の面陳か売上ランキングなどに使われそうな場所に、「BOOK WALL」という棚が設けられて

  • 空犬通信 新しい、そしてあったかい書店本が出ましたね……『本屋さんで本当にあった心温まる物語』

    以前に、この記事とこの記事でふれましたが、最近、書店が続きますよね(後者で紹介したは、その後、書名・発売日などが変わっていますが)。今月も気になる書店が出ましたよ。早速紹介します。 川上徹也『屋さんで当にあった心温まる物語』(あさ出版) 『独裁者の最強スピーチ術』(星海社新書)などの著書をお持ちの川上徹也さんの新刊。書名通りの、あったかいイメージのに仕上がっていますね。(カバー装画は須山奈津希さん。文にもカラーのイラストがいくつも入っています。) 内容紹介に、《全国15000軒もの屋さんで、日々生まれている意外と知られていない心温まる物語を紹介》とあるように、屋さんを舞台とする、あったかいエピソードを28編収録したもの。各編の語り手・主人公は、書店員の方が多いのですが、一般読者の方(高校生、それになんと、中学生まで)のエピソードもあります。 最初の1編は、「宮城・書店店主

  • 空犬通信 渋谷パルコに「シブポップ」?!……渋谷サブカル書店を見てきました

    以前の記事で、渋谷のパルコに書店関係の動きがいくつか続いたことにふれました。先日、店頭の様子をのぞいてきたので、簡単に紹介します。(すみません、ほんとは福岡と熊を先にまとめなくてはいけないんですが、あちらは、分量的に大変で、まだ手こずってます……。) ↑渋谷パルコPart 1。ご覧の通り、6階が「シブポップ」と名付けられ、フロアガイドにも大きく朱書きされています。カルチャー関連のショップが集まったフロアになっていて、店舗のリストとフロアレイアウトは写真の通り。 ↑エレベーターの扉にも大きな案内が出ています。中に入ると……ご覧の通り、『ONE PIECE』一色。これは、もちろん、6階にワンピースの公式グッズショップ「ONE PIECE 麦わらストア」が入っているため。関連記事はこちら。「渋谷パルコにワンピース公式グッズショップ「麦わらストア」-初の常設店」(9/28 シブヤ経済新聞)。 ↑

  • 空犬通信 名古屋駅周辺、その他エリアの新刊書店たち……名古屋書店レポート その2

    名古屋書店レポートの続きです。今回は、名古屋駅周辺から。 ↑三省堂書店名古屋高島屋店。デパート内のお店ということで写真が撮れなかったので、代わりにフロアマップを。資料によれば、560坪とのことですが、開放的な造りとにぎわいのせいか、数字よりも大きく見えます。バランスのいい品ぞろえに、ぐるりと店内を1周すれば主要ジャンルが目に入ってくるように工夫された配置の妙。札幌、大阪などもそうですが、三省堂書店は、こういう商業施設内のワンフロア型店舗のお店造りがうまいですね。 続いて、近鉄のファッションビル、近鉄パッセへ。8階には、星野書店近鉄パッセ店が入っています。ワンフロア、300坪。きらきらのお店がぎっしりのビルなので、エスカレータで上にあがっていくだけで、おやじはくじけそうになります……。 お店は、アイドル写真集やコミック、BLなどのジャンルの、品ぞろえや関連イベントの充実で知られるお店だとのこ

  • 空犬通信 旭屋書店本店閉店後の周辺書店……大阪書店レポート その1

    予告だけしておきながら、すっかり遅くなってしまいましたが、先日の大阪出張で見てきた大阪の書店(一部、京都も)の様子を、ごくごく簡単にレポートしたいと思います。「簡単に」と言いながら、だらだらと長くなる可能性が高いので、旭屋書店店閉店後の周辺書店事情、これまでの大阪書店レポで取り上げる機会のなかったお店の紹介、大阪・京都で出会った書店フリペたち、の大きく3つに分けて紹介したいと思います。 まずは、旭屋書店店閉店関連の件から。梅田の旭屋書店店が残念ながら昨年末に閉店となってしまったことは、この空犬通信でもお伝えした通り。ツイッターに「#お前らを育てた屋」というハッシュタグがあって、「今も昔もこれからも、書店は街の情報発信基地なのだ!! #お前らを育てた屋 タグまとめ。」でまとめて読めるのですが、好きのみなさんが、自分を育ててくれた屋さんの思い出を語っていて、書店好きなら眺めている

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