ホンダは2日、家庭用のカセットガスを燃料に採用したミニ耕運機「ピアンタFV200」(価格は10万4790円)の累計販売台数が発売後、半年の8月末時点で6000台を超え、年間販売計画を達成したと発表した。家庭菜園やガーデニングを楽しむファミリー層などの新たな顧客をつかんだことなどが理由。ホンダは年間計画を1万台に上方修正し、さらなる販売増を目指す。 [フォト] 正面から見たホンダのミニ耕運機「ピアンタ」 ピアンタは、燃料に家庭用カセットガスを使ってメンテナンスを軽減したほか、折りたたみハンドルなどの採用で持ち運びを便利にしたことなどが特長。商品購入者のうち、約9割が耕運機の所有が初めてで、20〜40代の家族という新たなユーザー層も開拓した。 ホンダは「団塊世代のリタイア後の手軽な趣味として、また、家族で楽しむ趣味として家庭菜園に注目が集まっているのでは」とみている。 【関連記事】